「鉄拳」「AVA」最強ゲーマー決定戦決勝大会高校生大会

行ってきました。

イベント情報が出たのは11月末頃。
公式サイトを見る限りフツーにゲームの大会で、
ゲストもゲーム界隈の有名プレイヤー（実況者？）の面々。
その中になぜかポツンと水瀬いのりの名前があって、
この段階でなんでこのイベントに呼ばれてるのか皆目見当つかなかった。

水瀬さんにどのくらい出番があるのかタイムテーブルで確認すると、

と、3時間の中で水瀬さんの出番はトータル30分という始末。
画像は公式サイト（http://www.team-cinderella.com/hgs2014/）のpdfをキャプチャ。

1部が高校生大会、2部がオープン大会とあってゆいかおりライブが控えてたから1部だけ観覧申込。
観覧申込も既に始まってるのに「先着あるいは抽選」と曖昧な書き方しかされてなくてこれホントに大丈夫なのか・・？って思った。

申込フォームに飛んだら1行目から
このフォームに登録すると「シンデレラ企画」の登録が完了します。
また、同時に主催であります「総合学園ヒューマンアカデミー」にも同時登録されます。
と書いてあっていよいよ怪しい。
1部と2部どっちの観覧か選ぶ箇所では高校生大会のほうに「高校生限定」とあって出場申込みフォームとの使い回し感。
いやいや観覧するのまで高校生に限定する理由無いでしょ・・と思って無視して応募した。

観覧は150名と上限があったけどツイッターを見ても何を見ても全く話題になってなくて、
これ50人も来ればいいほうでしょという状態だった。

それからしばらくメールも公式アナウンスも何も音沙汰がなく、
いよいよ明後日がイベントだというのに観覧の当落すら分かってないという状態で
前日の朝にやっと当選メールが来た。
申込フォームの「高校生限定」に対するフォローも無く1部にホントに人来るのか不安ですらあった。
前日の夜9時に2部のタイムスケジュールを30分繰り上げる旨のメールが来るし大丈夫なのか。

当日は入場受付開始に5分遅れて会場着。
メールに整理番号とか座席指定とか無かったので全席自由だろうし遅刻したら後ろのほうだよなあ
って思いながらエレベーターを上がった。
エレベーターを降りたら目の前に制服を着た女子高生数人がいて面食らった。
高校生大会だからそういうこともあるか。と納得しかけたけど女子高生が入場受付もやってた。
当選メールと名簿を照合してたのでだいぶきっちりしてるなと思って観覧席に行くと、
パイプ椅子が10個×4列並べてあるこじんまりした状態だった。
150名とはなんだったのか。
最前右半分は水瀬さんファンが既に陣取ってたので自分は2列目の中央付近を確保。
最前左半分は何目的で来てるのかよくわからない女性数人で固まってたので謎だった。
開演まで待ってざっと周りを見渡すと座席に30人前後、後ろのスペースに立ち見が十数人でまあ50人くらいか。

開演。
司会の芸人さんが出てきて軽い前説のあとさっきの女子高生数人が開会宣言。
どうやら女子高生集団はシンデレラ企画の人たちらしく、
シンデレラ企画はよくわかんないけど女子高生がイベントを企画するという取り組みらしい。
最初はAVAの大会からで、
「選手の方はスタンバイお願いします」のアナウンスと共に僕の後列に座ってた男性達が立ち上がって壇上に行ってて
君たち選手だったんかーいって思った。
立ち見かと思ってた後ろの方の人たちも選手＋スタッフだったっぽくて、
観覧席に残されたのは20人弱。
うち水瀬さんファンが1,2列目の前方に固まって8人程度。
なんなんだこの空間は・・・。

AVA大会が始まるけれど、
先ず以てどんなゲームとか何をすれば勝ちとか全く知らない状態だったのでひたすら虚無。
中央のモニタにプレイ画面が映し出されるけど、
ビットレートが低くてカクカクしてるし画面切り替えの人が有識者然とコロコロ画面切り替えるのでほんとに意味がわかんなかった。
終盤くらいでなんとか見方がわかってきて少しだけ楽しめたけど総じて虚無だった。
機材の設定に手間取ったりして30分くらい押して終わった。

AVAが終わっていよいよトークパート。
水瀬さん登場。
さっきの芸人さんの司会進行でトークテーマ「夢を叶える」（うろ覚え）ということで、
4,5歳で声優になりたいと思い立ち14歳で夢を叶えたというところで水瀬さんの略歴がフィーチャーされてた。
ここが呼ばれた理由なのか…？と思ったけど決め手に欠ける。
良かったのはそのままアニメの話に飛ばず、
客層を意識してか「あまちゃん」の話から紅白の話と聞けてレアリティは高かった。

もう一人呼ばれてた黒川さんという方はまあ複雑な経歴をお持ちで、
お歳を召していらっしゃるのもあって話が教訓めいてて割と虚無だった。
水瀬さんも相槌にもならないリアクションのしようがないといった様子。

トークパートは15分と短かったので2人が話し終えたくらいで終了。
水瀬さんが退場していく時こっち（水瀬さんファンが固まってる前方右ブロック）を見て、
手を合わせて軽く会釈してと、感謝っぽいアクションを示してくれたので嬉しかった。
この人数だしアドバンテージだなあと思って2部に参加できないのが悔やまれた。

続いて鉄拳の大会。
格ゲーで勝敗もわかりやすいので見易いし楽しみやすかった。
こっちを90分やってくれ。

最後に表彰式。
再び水瀬さん登場。
軽くトークするかな？と思ったけどほんとに優勝者に賞金を手渡しするだけで終わった。
お渡し会かな？とか先週俺もやったわーとかファン同士で言ってたのが楽しかった。
終演して水瀬さんが退場していく時に同じようにこっちを向いて感謝アクションしてくれた。
あーアドだ。

終わったと同時に知り合いが後ろにいて声をかけてくれて、
その方は2部だけ応募してたのだけど話を聞くには
スタッフから「入れ替え無いので勝手に入っちゃっていいですよ」と言われて1部の途中から見てた、らしい。
流石に雑すぎるでしょ。
1部で最前にいた人たちも「2部のために一旦出ないといけないのか…？」と逡巡してたっぽかったけど、
なんとなく誰も出ないままずっと座席に居座ってた。
どうせゆいかおり行くにしても1時間くらい暇だしとその知り合いとダラダラ喋ってたけど、
シンデレラ企画の女子高生達がさっきまで大会やってた鉄拳の機材で遊びだしてたのが面白すぎた。
いやいやいや遊んでていいのか主催。
時間つぶし終わって非常に名残惜しいながら会場を退散。

これだけ雑で信用できないイベントが初めてだったので愚痴の意味も込めてブログに。
ほんとに水瀬さん本人も水瀬さんファンもなんでここにいるのかわかってない状態だった。
デカルトの体現か。
イベント運営を疑うことでイベントの存在を疑い得ない声ヲタ懐疑主義。
いや結果的にはアドバンテージだったからいいのだけど。
無銭だし虚無の時間で薄まってはいるものの普段聞けない話も聞けて実は美味しかったのでは、まである。
高級な砂糖を30Lくらいの水道水に溶かしたみたいなイベントだ。
お金を払うから美味しい砂糖だけを舐めさせてくれ。
声優の食べ合わせで美味しくないイベントは多々あれど、声優を調理ミス、この場合は声優を隠し味に使って隠れてないやつだ。
声優だけ生で囓りたい。