映画121本観た(2025)
まえがき
ホラーにおけるジャンプスケアって多分「スケア」じゃなくて、
画面に集中している人間が静かなシーンで急に大きな音と画面切替があればビックリするってだけの生理現象だよなという気持ちがある。
感動シーンで泣くのも一緒で、画面内の人物が泣いているのに同期して涙が出るので心を揺さぶられる体験とは少し別というか、鼻こよりでくしゃみが出るくらいの感覚でいる。そういう感情の因数分解をしていったら、本当に感情が動いているのって面白くて笑うときだけかもしれないと思った。
観たもの
新旧混合観た順
うち新作95本、旧作26本
アニメは95本中46本
4Kリマスター版などを含めると映画館で映画を観た本数が100を超えて、
年に100本映画館で映画観る人だ…と心の距離を自分に対して取り始める。
週にアニメ50本観てる人や週にVtuberの配信30時間観てる人のほうが心の距離が近い。
新作良かった5選
新作の定義は「リバイバル・リマスター等を除く今年映画館で観た映画」
感想はネタバレを含みます。
- 映画ドラえもん のび太の絵世界物語
今年はドラえもん映画が当たりの年で嬉しい。
まずゲストヒロインが可愛くて、表情のコロコロ動く金髪幼女で和多田美咲!という心強さで既に加点法で200点がある。序盤からその金髪少女のクレアが現代に迷い込んで街や工事現場をふらふらと歩くシーンが可愛いうえにコミカルで結構心掴まれたのでかなり画面への興味が上がるのも上手だった。
主題というかメッセージも説教くさくなくて、「いい絵」とは描き手の愛情なのだとのび太のパパが一貫して主張していて、ピンときてなかったのび太が最終的にそれを理解するという流れもきちんとしてた。
例年のようにいっぱい伏線ばらまいていっぱい回収するぞ!ってほどでもなくて、のび太の下手な絵に入る展開、水もどしふりかけで水をかけるなどはわかりやすかったけど、一番大きなギミックである「クレアは絵画世界の人間だった」に気付けなかったな。
思い返すと「風呂が嫌い」で疑う余地はあったけど、偽物と本物を見分ける質問として回収されたことで油断していた。
でもこれに気づくには序盤でドラえもんが言った「現実と絵世界は時空間の歪みでつながってるので、時空間の歪みに巻き込まれた人間が絵世界に迷い込むこともあり得る」を疑う必要があって、
逆にこの説明があったから「クレアは現実世界から絵画世界に迷い込んだ」を信じるしかなかったんだよな。
ここを疑うにはドラえもんの完全性を疑う必要があって、いやドラえもんが不完全なのは知ってるんだけど、のび太一行とドラえもんしかいない場でドラえもんが時空間の設定を語ったときに関してはそれは嘘でないという暗黙の前提を逆手に取られた悔しさがある…。
なのでそういう点でも鑑賞後に人と話したくなるそんな映画だったな。 - TATAMI
柔道のオリンピックで自国との関係の微妙な国の選手と当たって勝つとまずいので辞退しろと政府から言われてる柔道選手の話で、
あらすじの時点で面白そうだし、柔道の試合の緊迫感や家族が人質に取られているスリルでずっと「この先どうするんだ」の興味を持って画面を見れた。
試合に勝つか負けるかでハラハラしたあと、勝ったら勝ったで「勝ち進んじゃっだけどどうするんだ…」になるのですごい。
その中で国際柔道連盟の人たちの安心感も良くて、主人公周り全員敵みたいな状況だから中立の人たちが味方してくれるのがかなり嬉しい。
最終的に決勝でイスラエルと当たる前に負けちゃうけど、敗因が明らかにメンタル負荷なことも、その後にイスラエルも負けちゃうのも、全部やるせないんだよな……。 - 教皇選挙
選挙編って全部おもしろいもんな~。
序盤は登場キャラ覚えらんねーってなったけど、選挙が始まると有力候補と政治方針がなんとなく覚えられたので上手にできてるんだなと思う。主人公が一貫して「いや俺は教皇になる気ないけど」の姿勢だからこれ最後に教皇になるやつじゃんと思ったけど違ったのでおおと思った。
票を集めてる候補者が過去の不祥事や汚職でどんどん落ちていくなかずっと態度が一貫してるテデスコさんに一番好感湧いちゃうし、最後の投票のとき、爆発で割れた窓から風が入ってくるのを全員が少しの間見つめる時間、あのカットだけで教皇に選ばれるのが新参のベニテスだなと分かるのがカッコいい演出だね。
新参が選ばれるというのがオチになっているので「実はベニテスにも問題があった」という二段オチにおける「問題」の部分は実は何でも良くて、
その何でもいい中であえて「厳密に男と言えるか微妙」という問題になるのは時代だね。 - サブスタンス
うおお敢えて序列を付けるなら文句無しで今年1位だった。
映画館のサイトであらすじだけチラッと見て分身とかクローンとかの題材なのでほーん手塚治虫とか藤子Fの短編で見た見たと高をくくってたら、まず分身ができる前、サブスタンスを受け取る前からテンポのいいカットの切り替えとセンスの良いコンテでウオッとなる。階段登るカットや家でテレビを見るカットをそんな撮り方するんだって感心がずっとあった。ほんとにポンポン話が進むし画面も魅力的だから全然飽きなくてすごい。
「1週間ごとに交代。例外なし」ってもう破るために強調された振り方が笑顔になるね。
終盤はどこで締めるんだろうと思って、主人公が老衰するとか分身が消滅して主人公が教訓にするとかいろんな方向があるなと思ってたら、確かに「使用は1回だけ」の振りも残ってた!と思い出して、モンストロ・エリザスーが出てきたときオチた!と思ったらそこからきちんと舞台でお披露目するまで丁寧に描いて、
そこでオチたと思ったらパニックからの出血からの血まみれ大パニックで流石に声出して笑っちゃった。
ここまで来たらもう何やっても勝ちだな~となってたところで最後に顔だけ這って冒頭の記念タイルの上できらびやかな紙吹雪を幻視して消滅というのも良かったな。
伊藤潤二作品とかそういうホラー漫画が好きなのでモンスターの造形がきちんと気持ち悪いのもワクワクできて、全体通しても改めて映画が上手かったうえに自分の好みにカチッと噛み合ったくれた音がした。
- わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)~ネクストシャイン!~
これを5選に入れるのはかなりの審議があったけど劇場で心を揺さぶられた体験に嘘はつけないから…。
TVシリーズの続きとして後日放送予定の5話分を劇場版編集したもので、確かにテレビ尺をつなぎ合わせたような縫い目を感じる。なので映画として評価していいのかわかんないけど、紫陽花さんからの告白への答えを見つけるため香穂にフォーカスしながられな子が自身を肯定していく物語になっていて、出した答えに新鮮にどええ!ってなるからすごいぜ。
それにしても香穂役・田中貴子の芝居が良くて、コンタクトを外して陽キャのベールが剥がれた芝居が今までの香穂からそのまま自信だけを失くしたような絶妙な芝居で、後にネットの記事を読んだらオーディションでもそこが決め手になったらしくカッコいいぜ。
新作嬉しかった5選
嬉しかったの定義は「人に勧めるときには挙げないけど個人的にかなり盛り上がった」「全体としてはいまいちだけど部分的に光る箇所があった」など。
感想はネタバレを含みます。
- 劇場版モノノ怪 第二章 火鼠
1章が設定説明や下準備に時間をかけててダレてたのを黒沢ともよがなんとかしてた印象だったけど、今作は大奥周りの説明は1章で済んでるのでサッと本題に入って70分でバチッと締めてて素晴らしかった。
側室の人たちの誰が誰の父親でみたいなの絶対覚えられないだろと思うけど髪の色を統一させる力技で説明を省くのかっこいい。
人間関係の芝居と演出が上手なので、終盤の謎空間で戦闘するのは別に・・という気持ちにはなるね。
それで最後に花火が上がるけど、中心の円から放射状に吹き戻しやレッドカーペットのように模様が広がっていく花火を初めて見て、花火ってこう描いてもいいの!?って感動しちゃった。 - 顔を捨てた男
いや~オチはそれでいいのかな~~って苦笑しちゃった。
劇場の予告で観て面白そうだなと観に行ったけど、展開の8割くらい予告で説明しちゃってたのでここからどうするんだろうと思ったら、主人公がヤケを起こして収監されるのでそうなんだ…と驚いた。このプロットだと主人公が反省や改心をするんだろうと勝手に読んじゃうじゃんね。
よく考えたら生来の主人公は卑屈で受け身な性根だったので、顔を変えた(=元の自分を殺した)のに変える前の自分の顔が自分の上位互換として現れたらそんな気持ちになるほうが首尾一貫してるか。
で、刑務所から出てきたら上位互換の男とヒロインはスピリチュアル系にどっぷりでカナダのヌーディスト村に移住予定で日本食のレストランで金目鯛の煮付けとかを注文してるの。めちゃくちゃ作者が冷笑したいことじゃん!って笑っちゃった。そのまま主人公が少しニヤついてEDクレジットにいくもんだからこっちもいや~~って苦笑しちゃうよ。
結局主人公側とヒロイン側どっちも否定したかった気がする。いや、否定肯定の意思もなくこういう不思議現象を描きたいが先にあって無理にオチをつけるならこうという気持ちが大きい気がする。 - THE MONKEY/ザ・モンキー
ホラーだと思って観に行ったら10割バイオレンスだった…。
呪の猿人形が動いたら人が死ぬから頑張って封印しようねって話だけど、人が死ぬテンポが良いのと死に方のバリエーションが豊富で3回くらい声出して笑っちゃった。まだ主人公たちがギミックを理解してない幼少期で、もしかしたら誰か死ぬんじゃないか…となった次のカットで遺影が出るのかなり面白い。
一応父親と息子の関係修復とかそのへんの軸もあるけど、人が死ぬ場面がとにかく面白いので他の軸は少しタルいな…の気持ちになる。
あと声出た死に方は、モーテルのプールに電気が流れた状態で飛び込んだらなぜか体が弾け飛ぶとこと、最後の最後でバスに乗ってた謎のチアグループ(呪い信仰の信者?)が窓から顔出してたら全部ダンプカーで刈り取られるとこ。 - 沈黙の艦隊 北極海大海戦
今年観た邦画で一番面白かったかもしれない。
原作は中学生くらいに本当に数冊分だけ読んだことがあって、そこがちょうど今作の中盤くらいまでだったので一番楽しめた気がする。
前作があったことを知らずに見に行ったので冒頭に前作のおさらいが3分くらいのハイスピードで流れたとき「帰るか…?」と思って、おさらいの中の上戸彩を見てこんな女性キャラいたか…?と思ったら普通にオリキャラだった。多分1作目を見てたらそこに辟易して2作目見に行ってない気がする。
前作は起承転結の起だし上戸彩が掻き回してるっぽかったので微妙そうだけど、今作は原作にもある海中戦がバンバン入ってるのでかなり見応えがある。
北極海ではじっくり潜水艦VS潜水艦を見せてくれて、潜水艦戦ってz軸もあるのでマジで今どういう位置関係なのかすぐ混乱するね。しかも魚雷1発当たっただけで致命傷なので結構奇跡的な避けが発生してるのはちょっとアニメだなと思う。
それが終わっての選挙編も楽しかった。誰がどういう意見なのかがわかりやすくて上手だったな。
で、最後にアメリカ入国に際して無血開城するのところも被弾しながらギリギリのところで大統領が折れるか大和が攻撃するかが最後までハラハラできて、沈黙の艦隊の面白い箇所詰め込みセットみたいな映画でかなり面白かった。 - アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-
面白いというか気持ちの良い映画だったな。
フェスに参加してる感覚というか、アニサマとかで見知ったアーティスト同士が知ってる曲のカバーをずっとやってて、しかもアイカツ・プリパラ縛りなら絶対楽しいじゃんって感じだった。
こうやって比べるとアイカツとプリパラで曲の作り方やコンセプトの時点で結構違うことがわかって、よりキャラソン然としているのがプリパラ楽曲に対して、アイカツ曲は歌詞も含めて一般的な・具体に寄りすぎないアイドル曲として成立してる気がする。だからアイカツキャラがプリパラ楽曲を歌うと「アイカツキャラってそんなダンス/振付もするんだ」みたいな違和感と新鮮味の中間のようなふわふわした感覚になる。
別の世界線がつながっちゃったのは分かるけど3日以内に戻せないと100億年後に飛ばされるのタイムスケールがSFだ。
Vの人の同時視聴
- 笑いのカイブツ
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ファイト・クラブ
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きっと、うまくいく
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トラペジウム
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
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シャークネード
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シャークネード カテゴリー2
【同時視聴】シャークネード カテゴリー2【映画を観よう!】 - YouTube
自分がサメ映画に対して冷ややかな姿勢なので委員長がサメ映画にハマりつつあることに少しの警戒がある。
- リゾートバイト
- 真・鮫島事件
- MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
- 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
ニコニコの案件で名取が希望する映画がかなりちょうどいい。 - 仄暗い水の底から
ジャパニーズホラームービーといえば!という文脈でよく見るにもかかわらず初めて観た。この薄暗さと湿度と後味の悪さは今じゃ見られない当時の邦ホラーだな…。
むすび
あとエッチなシーンでも感情が動くね。映画館で感動するなんてムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)
水瀬いのりさん30歳のお誕生日おめでとうございます
最終回なので近況でも書こうかな。
Kindleの本棚の地層を急に掘ってみて、
何年も前に買って1ページも読んでなかった本を2,3個タップして
重力を失って地層の一番上に上がってきて気泡みたいだなと思った。
小川哲『ゲームの王国』を上下巻読んで面白かった。
面白かったけど今の何!?みたいな展開がたまにあって、
作者のあとがきを読むと「展開に悩んだら一番自分が苦しむだろうという道を選びながら書いた」というようなことを言っていてダイナミックな書き方だった。
ポル・ポト政権のカンボジアをじっくり描いたと思ったら脳科学でVRゲームで何!?ってなるね。
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11月の後半くらいからテレビが映らなくなった。
受信アンテナレベルを確認しろって表示が出て、確認したらどの局も推奨レベルの半分程度の強度しか無かった。
同じことが2年くらい前にあって、その時は1ヶ月近く映らないのに耐えかねて管理会社に連絡して、業者の手配までしてもらって明日業者が来るぞという日になぜか直ってごめんなさいになった。
だから今回はどうしようかな~と思いながら2週間経った。
テレビが映らないとアニメがリアルタイムで観られないんだけど、
どうも自分はアニメをリアルタイムで観ることで生活を管理できていたみたいで、
その日の番組表からアニメ編成の間隙を見つけてここでお風呂に入ろうとか、
22時からアニメが始まるからそれまでに夕食や諸々済ませちゃおうとか、
そういうクロックで動いてたので急にテレビが観られなくなると自由度が高くなって逆にタイミング失いがち。
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内田真礼さんが結婚報告をしてた。
学生のころ内田真礼さんファンだったお友達に何か連絡を取ろうかと迷って、
でも仮に水瀬いのりさんの結婚の報を見た自分として置き換えたら、感情じゃなくて気の利いたコメントを考えるほうに強制シフトさせられるだるさがあるなと思ってやめた。
後日そのお友達と会って会話したときに「(結婚の報を受けた感想が)"無"だった」と言っていて無だよな~と思った。
僕も結婚にショックを受けるんじゃなくて結婚にショックを受けない自分に微ショックを受けるんだと思う。
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水瀬さんが30歳なのマジ?と思いがちなんだけど、
たまにTwitterに流れてくる水瀬さんの顔見ると相応に大人びていて
もはや30歳もやむなしという気持ちが強い。
僕は相応に大人びたいと思ってヒゲを蓄えるくらいガキなのにね。
20歳のお誕生日おめでとうございますから毎年ブログを書いてたので10年か~という感慨?はあって、
でも2018年くらいからこの日は「水瀬いのりを思い出す日」になっていて、
なんだかお盆みたいだな。
12/02にブログを書くのはこれで最後だけど人生を進めている報を見たら自分勝手にショックを受けるだろうし、
ふとしたときに自分勝手に思い出すだろうな。気泡みたいに。
水瀬いのりさん30歳のお誕生日おめでとうございました。
月ノ美兎さんお誕生日おめでとうございます2025
2022年?にブログを書いて、自分は月ノ美兎さんのファンなんだなあと思った。
もともと水瀬いのりさんのファンをしていたときはとても倒錯したファン行為をしていて、
当時はイベントに行くことが正義でお手紙を書くことが誠意なのだと思っていたので
同じ映画の舞台挨拶に十数回行ったし汚い字でファンレターも何十回も書いた。
そういう熱量も倒錯も若かったからを言い訳にしつつ、
今は同じ轍は踏まないだろうという自信と諦めがある。
今年の4月に月ノ美兎 2ndワンマンライブ『Paper Rabbit』が開催されて行きて〜と思ってたら普通にチケット外れちゃった。
行きて〜という気持ちと、でもCD積むのか…?という自分の熱量に対する呪いみたいなものとの折衷で、
中途半端な枚数買って普通に外れちゃった。
それがなんと非常に悲しくて、
その悲しさがちょうど水瀬いのりさんがアーティストデビューしたときの『夢のつぼみ』リリースイベント1発目@アニメイト新宿に外れたときと同等で、
悲しい自分と、え!そんなに…?と熱量に驚く俯瞰の自分が反復横跳びをしてた。
というか「行きたいイベントに行けない悲しみ」の絶対値が大きいときに『夢のつぼみ』リリースイベントを思い出すんだなあ僕は。
だから単に今は倒錯した/熱量を持ったファン行為が無いだけで、
ファン行為の源泉みたいなファン感情があるんなら、その大きさは10年経ってもそんなに変わらないのだなあと思った。
ファンレター書こうかなと思いつくことはあってもファンレターに書きたい内容がまるで思いつかなくて、
ファン感情じゃなくて消費者感情かもしれないね。
ここでは受動応援を消費、能動応援をファン行為と言いつつ、受動能動を問わない応援感情をファン感情としています。
とりあえずSitR東京は行きたいね。
あといでぃおすちゃんのライブも行きて〜。
以下ここ1年で好きな動画
・クソ音質で伝言されたプレゼントを買ってこよう!!クソ音質伝言ゲーム!
我々はmtlzに対して祈りのような感情がある
・【後編】エジプト行ってきたんですよ!!!!!!!!!!!
エピソードと構成と編集が全部上手い
・【歌枠】にじ3D新髪型でうたいますよん!!!【ウクレレもありま】
特にオレンジスケールが好きでかなり聴き返している
月ノ美兎さんお誕生日おめでとうございます
映画92本観た(2024)
まえがき
同じ映画を複数回観るの嫌なんだよな。面白い映画を何回も面白がったり、複雑な構造の映画を結末を知ったうえで解きほぐしたりすること自体は嫌いじゃないんだけど、観たことない映画を観たほうが同じ2時間を使うなら高パフォーマンスなんじゃない?という気持ちがどうしてもある。
今年観た中でも「2回目観たいな!」という後味の作品はいくつかあったけどついぞ2回観ることはなかった。
何を反復して記憶に濃く刻むかを選択することこそが個性なのにね。
観たもの
新旧混合観た順
うち新作67本、旧作25本
アニメは92本中26本
新作を観た本数で言えば今までで一番多い。
面白い映画が多かったかはわからんが、面白そうと思える映画が多かったような気がする。
新作良かった5選
新作の定義は「リバイバルを除く今年映画館で観た映画」
感想はネタバレを含みます。
今年はそんなに感想をメモしてない。
- 枯れ葉
アキ・カウリスマキって聞いたことあるなと思ったら人に勧めてもらって『浮き雲』を観たことがある!というのは観終わってしばらく経って気付いた。
派手な盛り上がりも裏切りも無く画面全体もずっと落ち着いた印象で進む中年女性と中年男性の恋愛の話で、素朴な脚本を音楽と美術とカット割でめちゃくちゃ丁寧に味付けされているので映画館で観て良かった度がかなり高かった。
途中で彼女が飼い始める犬が画面の中で「動」を担当していて周りの「静」が際立つの良かったと思う。 - きみの色
今年はアニメ映画が粒ぞろいだったと思うけどその中でも光ってたね。
まず一貫してきみちゃんを好きになるアニメで、あの等身とあのファッションで学校辞めて古本屋でギターの練習する女の子を好きにならない人いないでしょ。と思ったらきみちゃんの表情を動かす男の子が出てきてムムッと思うけど恋愛のあれこれを太い軸にしないので少し肩の力を抜くことができた。
高校生がバンドを結成したらまあ学祭でライブするのが一番のカタルシスだよなというのはその通りだけど、ライブで客席が湧くほど「バンド」と「聴衆」の関係にスコープしてなかったから少し乗り切れないなと思っていたら、実はカタルシスは全然そこじゃなくて、ライブ後にトツ子が中庭で一人でバレエを踊るシーンが本当にライブ以上に物語の熱量のピークだった。
あのシーンのキャラクターとカメラの動かし方でもうずっとトツ子の喜びや希望や脱力が画面に出ていて劇場で座を正して画面に食い入ったのを覚えてる。
あと最後の別れのシーンでのきみちゃんの叫び、めちゃくちゃ芝居が上手い。ウオッて声出ちゃうね。今の芝居誰だよとEDクレジットを見て、髙石あかりってあの髙石あかり!?って北島マヤの躍進に驚くガラスの仮面のモブみたいなリアクションしちゃった。 - 悪魔と夜ふかし
少しだけあらすじを見て、もしかして全編TV番組の体で進めるのか…?とワクワクして観に行って9割方そうだったのですごい。残りの1割は舞台裏という形でプロデューサーとの会話などが挟まるのと最終盤で悪魔が主人公に見せる幻覚?のところで、アス比もそのシーンだけ16:9、それ以外は4:3なのでやっていきがあった。
スタジオに悪いやつ来てますよ!を匂わせながら視聴率を理由に悪いほうにどんどん進んでいく緊張感が全編通してあって、
主人公は過去に悪魔と対面していてその記憶を失ってる、その記憶には亡くなった妻が関係している、主人公には妻が亡くなって1年ほど空白の期間がある、というとこまではわかるけど真相が示されるわけでなく、解決パートとか無しに主人公が少女を殺したままカメラが引いていってEDというのがクールだったな…。 - まる
画家志望の主人公がひょんなことで描いたただの○印がめちゃくちゃ世間で評判になるって話で、予告だけ見たときは世間の盛り上がりとその凋落を描くのかなと勝手に思ってたけど、そういう「世間」を描くわけじゃなくて、もっとコンパクトにシナリオをまとめた上で才能の評価やそれでも絵を描くことが好きな主人公のひたむきさに焦点を当てていたのがすごく良かった。
全体に共通しているテーマは「まる」というよりむしろ「穴」で、パンに空いた穴を印象付けることで壁に空いた穴とキャンバスに開けた穴が同じ意味を持つことに気づけたときはハッとした。自身が評価されずに悩む漫画家の隣人と主人公とを隔てる壁が実は無いのだという意味の穴であると同時に、世間や評論家に対するアンチテーゼでもあって、それらは現状を打開する突破口としての「孔」なんですよね。
めちゃくちゃ良かったカットがあって、主人公の肩越しに壁の穴が見えて、その穴から隣人の身体は見えるが表情は見えない、というバッチリ決まった構図で主人公が静かに涙を流すのを長尺1カットで映すんですよ。主人公の芝居もそうだけど隣人も表情を見せないまま立ったり座ったりの動作とセリフだけで感情表現が成立しててカッコいい。
というか綾野剛の芝居が良すぎる。
- ロボット・ドリームズ
2024年の年間ベストを選べと言われたらこれです。たまに本邦に上陸するヨーロッパアニメーション映画は結構食指が動きがちで観るんだけど、その中でも群を抜いて良かった。
アメリカン・カートゥーンのようにあ台詞なしで画面で勝負してるんだけどきちんと個々人の仕草や表情が細かくてよく動く。アニメなのに(アニメだからでもあるが)目線で芝居するんですよね。
前半で『セプテンバー』をバックに踊る楽しさを印象付けて、中盤で夢想するロボットが毎回セプテンバーを口笛で吹き、最後にお互いが距離を隔ててセプテンバーを踊るって具合に『セプテンバー』に対する意味付けは一緒なのに観衆が抱く感情は序盤中盤終盤で層状に変化していくので本当にすごい。
あとヒトとロボットじゃなくて犬とロボットなのが英断だったな(原作がそうなので英断でもなんでもないんだけど)。これがヒトとロボットだったらここまでの評価にならないなという自信があるので、翻ってそれはちょっと自分の弱さだなと思う。
新作嬉しかった5選
嬉しかったの定義は「人に勧めるときには挙げないけど個人的にかなり盛り上がった」「全体としてはいまいちだけど部分的に光る箇所があった」など。
感想はネタバレを含みます。
- デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章
原作が漫画だと評価が難しいんだけど、僕が原作未読なうえでかなり映画として出来が良かったと思うから嬉しかったほうで挙げたいな。
異星人の来訪、世界の滅亡みたいなスケールの大きい話と主人公たちの日常との対比が上手で、特に前章は日常を描くことに心血が注がれつつもスケールの大きい部分での謎は残しつつという作りでほぼ完璧だったと思う。完璧たらしめなかった部分はやっぱり浅野いにお作品特有の社会風刺というかシニカルな描写や台詞が鼻につく。
でもそれを差し引いてもいにお先生はキャラの個性の立たせ方が上手だし、あのちゃんも幾田りらもキャラの個性をむしろ引き立たせるベストアクトだったと思う。 - トラペジウム
良かったベストに入れても全然いいくらい、今まで観たアイドルアニメの中で一番好きだった…。
多分僕は他を顧みない独善的で独裁的なアイドル像が好きで、主人公がまさにその真ん中を行ってたのがグッと来たんだと思う。アイドルってやっぱファンも同僚も顧みず影響されない唯一性や独立性なんですよね。
その結果他メンバーとの衝突や分断もあって然るべきだし、それでもアイドルを目指すのが若さであり才能なのだというのが見事に描かれてたと思う。
あと羊宮妃那さんのキャラがちょー可愛いね。 - 化け猫あんずちゃん
めちゃくちゃ動くアニメーションにびっくりしたけどこれロトスコープなんですね。言われれば確かに普通は動かさない部分も動いてた気がする。
あんずちゃん役の森山未來の芝居が良くて、奇しくも『大いなる不在』を観たばっかりで認知症の父と対峙する繊細な芝居に感心してたところだったので、あんずちゃんの中年然・化け猫然とした気だるげな芝居にすげーと思った。
前半の田舎の夏休み!って感じの風景描写・時間の流れ方・あんずちゃんと村民との交流がめちゃくちゃ良くてそこだけでも観る価値があって、それだけに後半の地獄やカーチェイスのドタバタ感は上手く乗り切れなかったな。死んだ母親との関係値を描く割には父親の説明があまり無くて片手落ち感もあった。
でもトータルで見てもアニメとしてかなり見応えあったと思う。 - シサム
歴史モノだけど話をスモールにまとめてたのが偉かったと思う。
シャクシャインの戦いがネタ元なので、シャクシャインや津軽藩や幕府側のそれぞれの思惑や動向を描きたいと思うんだけど、
それをグッとこらえて松前藩(の藩士)とアイヌの二者しか出さなかったのがすごい。引き算がうまい
序盤で怪我を負って意識が朦朧としている主人公が起きて周りの様子を確認してまた意識を失って…を2,3回繰り返すけど、
毎回白目を剥いた主人公(寛一郎)の顔を映すからこれいる?って気持ちになる。全体的に寛一郎の表情芝居に全幅の信頼を置いているカメラワークだった気がする。
でも戦いのシーンでのカット割りや鉄砲や矢の音響が良くて、カメラのレンズに返り血が付着したときにNGにせず1カット通したのはやっていきがあった。
あと古川琴音の芝居はやっぱりピンと来ねえ~ - 太陽と桃の歌
すごい映画だった…。
代々続けてきた桃園が失くなるぞということが序盤で突きつけられて、それに対する逆転も駆け引きも無くただ終焉が見えていて、それに伴う家族間の関係の悪化や居心地の悪さなどを2時間描いて終わった…。
収穫にも車の扱いにも慣れてもう桃園を継げるぞという心構えの長男と、もう桃園は無くなるので勉強をしてほしい父親との確執だったり、他の農家たちと一緒に卸売業者に文句を言う場面での、もう桃園は無くなるので実感のこもってなさだったり、そういう終焉に向けた変化を繊細に描いていたと思う。大家族なので幼児から祖父までがそれぞれのレイヤーで終焉に向き合う様子も綺麗なグラデーションになってたのも良かった。
そして最後に家族で仲良くオレンジを狩っている隣で桃園がなぎ倒されていくシーンで終わるんですよ。ここを絶望で描かないのカッコいい。
山も落ちもカタルシスも無くて絶対に人に勧められる映画じゃないし面白いとも言えないんだけど、こういう作品だと分かったうえでもう一度観たくなるという感情は確かだった。
Vの人の同時視聴
- 貞子vs伽椰子
- 天気の子
- 嫌われ松子の一生
- ベンジャミン・バトン 数奇な人生
- 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
-
ミッドサマー ディレクターズカット版
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フリー・ガイ
-
ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
【同時視聴】ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ【映画を観よう!】 - YouTube
委員長の同時視聴、だいたい1回は観たことある作品なので感想が被ることがあると嬉しい。あとこう並べると定期的に同時視聴あるのありがたいな。
- 黄龍の村
- ロンドンゾンビ紀行
- MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
- リバー、流れないでよ
- ホーム・アローン
名取の同時視聴、頻度はそうでもないけど選球眼がかなりある。 - ヴィーガンズ・ハム
- 金の国 水の国
ちょうどヴィーガンズ・ハムを観たいと思ってたので鏑木のメンバーシップに入ってみて、定期的に映画同時視聴やってるなと思ったら映画のチョイスが全然僕の趣向に合ってなくて悲しい。作品の感想を語るときに自身の人生観の話に行きがちなのが少しまぶしい。 - 聖☆おにいさん
【メン限】映画みよ👻【にじさんじ/椎名唯華】 https://t.co/XgLJHN0g1i @YouTubeより
— 椎名唯華👻 (@yuika_siina) 2024年11月12日僕はもう中村光作品で笑うような歳でもないなと思いつつ、きちんと笑って感動してる椎名さんはやっぱりすごい。
- モアナと伝説の海
一生観る機会無いだろうなと思ってたけどちょうど暇なタイミングと金曜ロードショーのタイミングと同時視聴のタイミングが噛み合ったから観た。
やっぱり心のどこかでなめてかかる気持ちがあるんだけど観てみると全然よくできてるなと思うし、ピノキオやライオンキングを観てた幼い頃と同じ感動もある。
むすび
でも無限に湧いてくる新作映画を全部観ることが物理的に不可能な以上、
何を観たかの選択の結果が90本あれば個性は確立されるという見方もあるよね。
水瀬いのりさん29歳のお誕生日おめでとうございます
木戸衣吹さんの結婚報告も結構効いた。
若い声優の結婚を目にするとTwitterに何か腐すようなウィットに富んだような汁気の多い短文を乾いたテンションで書こうとして、
でも最早声優の結婚に何を言っても負けだなと思って書くのをやめる。
声優イベントに足を運ばなくなって久しいので既に自分が外野にいるという意識もあり、
Vtuberの引退や不祥事にいっちょかみしてる人とやってること一緒かもなと思うと背筋がピンと張る。
でも声優の結婚報告に心が内出血することだけが声優興味へのゆるい繋がりでもあるからね。
==
『トラップ』って映画を観た。
『シックス・センス』などでおなじみのM・ナイト・シャマラン監督の新作。
そのネタバレをするんだけど、
表の顔は一児の父で裏の顔は連続殺人犯な主人公が、娘の希望で娘と一緒に有名歌手のコンサートに来ると、警察側は「あの連続殺人犯がこのコンサートに来ている」という情報を掴んでいて総動員で会場内外を隈なくチェックしている。コンサートは既に始まっていて警察を逃れて会場から出る方法は関係者専用の裏口しか無い。娘に怪しまれずにコンサートを楽しんでもらいつつ警察の目を掻い潜りながら会場から出る方法を模索しながら…
と、コンサート会場が舞台になった犯人視点の逃走劇というのが中盤までで、舞台設定の新鮮さもあって結構楽しめた。
でも終盤にかけてイマイチ乗り切れなくて、
なんとか主人公は会場から出るんだけどなんやかんや警察に囲まれて、
もう駄目かと思ったら主人公は機転を利かせて車を奪って切り抜けて、
その車も人混みに囲まれて警察も追いついてもう駄目かと思ったら主人公は機転を利かせて切り抜けて、
みたいなくだりが3回くらいあって辟易しちゃった。
絶対コンサート会場出たとこで終わるのが一番作品として綺麗だよな~と思うし、
劇場で観ながら「今終われたじゃん!」って3回思った。
アメリカン足し算エンタメ、良いほうに出るときもあるけど今回は悪いほうだったな。
==
ブログ書くのこれで9年目だね。
終わるタイミング失ってだらだら毎年書いてたけど今年か来年あたりで一区切りかもしれない。
趣味嗜好が変わっても何かに紐づけてイベントに行かなかったという主張をするのもダサくなってきたしね。
どこで終わるのが一番綺麗だったのかな、明確に興味の対象が移ったのは2018年くらいだったと自覚してる。
それでもこれを書くことが声優オタクだった自分を生き残らせるための手段になってたんじゃないか。
本当は声優オタクの自分はもう死んでいて、劇中の僕は幽霊だったのに!
水瀬いのりさん29歳のお誕生日おめでとうございます
映画96本観た(2023)
まえがき
「実話をもとに描かれた」と言われるとなんとなく観る気が失せることに気づいた。
せっかく映画を作るのに実話の枠を超えられないというか、フィクションに対して縛りプレイをしている気がして、実話をもとにしていない作品よりも劣っている印象をどうしても受けちゃってるんだと思う。
実話をもとに描かれてても実際観れば大体は面白いというのも知ってるし、モキュメンタリーなどその宣言が嘘の場合があることも知ってる。
だから実話をもとにしてることは最後に明かしてほしいなと思う。
観たもの
新旧混合観た順
うち新作63本、旧作33本
アニメは96本中26本
昨年に比べて本数は増えたけど旧作の本数も増えてる。
コワすぎの履修やガルパン映画の回収でかさ増しされてる。
新作良かった5選
新作の定義は「リバイバルを除く今年映画館で観た映画」
感想はネタバレを含みます。
今年はそんなに感想をメモしてない。
- 映画ドラえもん のび太と空の理想郷
ここ数年の劇場版ドラえもんで一番良かった気がする。
最近のドラえもん映画は序盤に散りばめた要素を終盤どれだけ回収できるかのゲームになってるんだけど、その例に漏れずのび太の鼻に付いた虫、天気雨、四次元ゴミ袋など分かりやすい伏線が回収されるインスタントな気持ちよさがまずある。
でもそれだけじゃなくて演出にぐっと来た場面が多くて、特にのび太たちの洗脳が解けるシーンがベタながらめちゃくちゃ画面が良かった。
あと終盤ののび太たちのタケコプターをソーニャが撃ち落とすシーン。協力しようとするのび太たちを振り切って自分だけを犠牲にしようとする葛藤と覚悟が銃声でかっちり引き締まってかなり緊張感のある画作りになってた。
全体の物語としても確かにユートピアを謳う場所がディストピアじゃなかったことないよな~という納得もあった。 - パリタクシー
めちゃくちゃ印象的だったのが最終盤でお婆ちゃんが死ぬシーンで、死が直接描写されるわけじゃなくて、お婆ちゃんがベッドに入って照明を消して画面が暗転することでその暗転が死を意味することが表現されててすごい。
そこに悲壮感や陰鬱さは無くて、でも本人は死を悟ってそうな芝居をしてて、本編のほとんどを割いてタクシードライバーとお婆ちゃんとの関係描写をしてきた積み重ねにコミットしてきた観衆全員が暗転と同時に「死んだんだ・・・」と目を潤ませる屈指の名シーンだったと思う - 怪物
感想をメモってないので割愛。
是枝監督作品のノリで観ると意外ともっと邦画邦画している。 - 映画プリキュアオールスターズF
プリキュアの映画観てボロボロ泣くとは思ってなかった…。
自分が映画で泣くのは画面の登場人物が泣いてるときというのが経験的に理解ってて、なので映画で泣くのはほとんど反射に近い生理現象と理解していて、
でも今回は歴代プリキュアの本編回想や戦闘にどんどん参加してくるシーンでぼろぼろ泣いちゃったのでマジで何か心の柔らかい箇所に触れたんだと思う。
ここ数年のプリキュアはあんまり追えてなくて、ひろがるスカイとデリシャスパーティは少し追ってる程度だったけど全然関係なく良かった。
プリキュアASは歴代プリキュアが集結しないと倒せない敵じゃないといけないので相応に敵が強くないといけないんだけど、まさか冒頭で敗北から始まると思わなくてそこでまず画面に惹き込まれる。そして最終的に倒すわけじゃないのも近年のプリキュアの哲学が一貫していてよかった。
- PERFECT DAYS
どえ~120分役所広司観るの最高~。
マジで序盤からじっくり時間をかけて日々のルーチンを描写することで観衆をその日常に溶け込ませるので、例えば朝起きて作業着を着なかった日に「休みなんだな」とニヤリとするし、同僚が車を貸してくれと頼んできたときに「変なこと起きないでくれ」と本気で思う。
そうやって自身も平山(役所広司)になって変化を厭う防御姿勢をとっていると「変わらないことなんて無い」と平山は含蓄を持って語る。それまでの姪や妹とのやり取りでいろんな変化を経た結果の今の生活なことも察せられて、序盤で見ていた観衆からすると理想的とも言える今の生活も人生のスパンで見ると刹那的で、そんなことをEDクレジットで考えながら「木漏れ日」の解説で劇場が明るくなり、まだ劇場で座っていたいと感じるそんな映画体験だった。
新作嬉しかった5選
嬉しかったの定義は「人に勧めるときには挙げないけど個人的にかなり盛り上がった」「全体としてはいまいちだけど部分的に光る箇所があった」など。
感想はネタバレを含みます。
- 波紋
夫の失踪も宗教への依存も息子の彼女も全部振りになって、最後に雨の中フラメンコを踊るシーンがとにかくやりたかったと言わんばかりのかっこよさだったな。
あとストレートに障害者を差別する主人公に対して爆笑するパート先のおばさんがすげえ良かった - マルセル 靴をはいた小さな貝
この手のストップモーションアニメってここ数年でちょいちょい見かけるよな~と思ったら実写も入れてモキュメンタリーの要素も入ってて少し唸った。マルセルがバズるみたいな、匿名の大勢を物語のエンジンにするのはまだちょっと嫌だな。でも最終的な視聴後感も良かった。 - Pearl パール
演出が良かったと思うな。
パールが殺し癖があるのは序盤から結構明示されてたのに終盤にブロンドの友達に告解するシーンで既に知ってる情報を長尺1カットで言うのだるかったな。でもそれが振りになって絶対このあと殺すじゃん…と思ってたらブロンドの子が家を出て5秒で追ってきて笑っちゃった。母親と揉めるときも母親の服に火が回った瞬間に鍋の熱湯をかけるスピード感で笑顔になったし、そういう暴力シーンやゴアシーンに風速があって良かった。
で、最後に夫が帰ってきてパールと顔を合わせてED、となったときにEDクレジットのバックの映像でずっとパールの笑顔が映すんですよ。
最初は歯を剥き出した笑顔だったのがどんどん怒りを帯びてきて、更にそこに徐々に悲しみを加わってめちゃくちゃに気迫のある表情を体感2分くらいずっと映し続けるの。最初はつられて笑顔になってたけど段々こちらも目が離せなくて、表情でパールの心情を全部伝えてるしこの映画も総括できてる。
ここだけで100点つけちゃえるかっこよさだったな。 - シアター・キャンプ
じわじわ良かった。
初めからドキュメンタリー風の演出で物語が進むんだけど、字幕で名前と役職を紹介するだけなのであんまり覚えられない。母親の主催するシアターキャンプを息子のお調子者ブイロガーが受け持つことになって…というプロットから大体想像通りに物語は進むんだけど、ちょこちょこ入るミュージカルがめちゃくちゃ気持ちいい。演技担当と音楽担当の2人が良くて序盤で歌い出すところで結構映画全体の期待値を上げてくれたし、キャンプに参加してる学生たちもみんな歌が上手くてすごい。
トラブルはいろいろ起こるけど最後の劇は上手くまとめて良かったねー!でオチるかと思ったら、最後に字幕で出演者たちのその後の人生が語られてそれが大体凋落してて笑っちゃった。
やや早めのスピード感だけど90分でバチッとキメて、学生劇の話なのに学生に主体を置かないのもあってかなり見やすいし見心地の良い映画だと思う。 - 劇場版 ポールプリンセス!!
これは劇場で観て良かった。とりわけポールダンスの部分は画面に集中してたことでめちゃくちゃ見応えがあった。
めちゃくちゃアイドルアニメの作法でお話が進むので少し斜に構える姿勢になってたんだけど、ポールダンスが始まるといわゆるアイドルライブとは見方が全然違うことに気づく。
まず座標の取り方が違って、アイドルライブがxy平面座標だとするとポールダンスはρ-θ-zの円筒座標系なんですよね。中心のポールがz軸になって、その軸を中心にどの高さでどんな回り方をするかで何を表現したいかが変わってくる。そこに使う音楽も個々人のオリジナルソングなので舞台の物語が1本のポールを軸に展開していくのが今までに無い視聴感だった。
キャラとしても特にライバルチームの王者として君臨する3人は舞台での芝居にも迫力があってめちゃくちゃ魅力的に映る。
Vの人の同時視聴
同時視聴の性質として画面の変化に反応する必要があって、その結果ニコニコ動画のコメントみたいなノリのリアクションになるときが少し苦手だなと思う。
何か意味不明なカットがあったときに「シュールすぎwww」と笑ったあとに実は意味があると判ると、さっきの嘲笑に対して責任を求める気持ちがちょっとある。
だからインターネットで実況する行為が年々不得手になってるんだなと思う。
- ハリー・ポッターと賢者の石 / 秘密の部屋
おい名取!同時視聴が上手い
- インターステラー
22時から初メン限です😤
— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) 2023年2月18日
はじめてのアレなので不備があったらすみません
【同時視聴】インターステラー【映画を観よう!】 https://t.co/F2EadNcZrM pic.twitter.com/ibjM6cqm8N - ゴーストバスターズ
22時からメン限です😤
— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) 2023年3月26日
なんか新しいやつもあるらしいけどいっちゃん最初っぽいやつを観ます
【同時視聴】ゴーストバスターズ【映画を観よう!】 https://t.co/ogkN3JmSrD pic.twitter.com/mThehSqmrb -
21時からぁ!!!メンゲン!
— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) 2023年8月27日
【同時視聴】ラ・ラ・ランド【映画を観よう!】 https://t.co/TiOvwnLjDL
委員長がメンバーシップを始めて同時視聴をしてくれるの嬉しすぎ
- オール・ユー・ニード・イズ・キル
【メン限】映画同時視聴:オールユーニードイズキル【にじさんじ/椎名唯華】 https://t.co/Ja1suVwyhh @YouTubeより
— 椎名唯華👻 (@yuika_siina) 2023年5月7日
これラノベ原作なのかなりびっくりしちゃった
- きさらぎ駅
去年だかに上映映画を調べてる中で視聴候補から落とした作品が話題になると悔しい。でもこの手のは選ぶのに勇気がいる。 - 心霊玉手匣
この手のホラー映画ってサメ映画みたいなもんで、1個のジャンルとして囲ってその中で巧拙をネタにしあって身内で閉じてて、楽しむには一回その輪の中に入るぞ!という気構えが必要になる。
- 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!
劇場版以外は視聴本数にカウントするか迷ったけどまあ記録だしいっか。
これだけ続いてるシリーズを最初から追うと楽しみ方というか波長が合ってくる感覚があって、新作を劇場に観に行ったときには本当に楽しめたので良い映画経験だった。
- パイプライン
映画の内容より盗油が韓国で実際に社会問題化してるって事前情報のほうが衝撃的だったな。
- キャッシュトラック
というか定期的にニコ生で同時視聴してるのってどこの層に向けてるのかわからんな。
むすび
本記事はなんと実際に観た映画について書いてます。
水瀬いのりさん28歳のお誕生日おめでとうございます
最近『ドミノ』って映画を観た。ロバート・ロドリゲス監督の新作。
そのネタバレをするんだけど、
警察官の主人公は過去に娘を誘拐されて、犯人は捕まったものの娘の行方は分からないまま何年も過ごしてる。
ある日、何者かが銀行の金庫を襲う計画があると情報を聞きつけて、主人公が先回りして金庫を調べると娘の写った写真が1枚入っていた。
なぜそんなものを狙うのか分からないまま犯人を追うも不思議な力で逃げられてしまう。
その不思議な力というのは催眠能力で、念じるだけで相手の認知や認識を歪めてしまうという。
金庫に入っていた娘の写真を手に入れようと犯人はあの手この手で主人公を狙い、主人公は逃げる道中に自身もその催眠能力を開花させ…
というとこまでが中盤で、この辺りで「実は冒頭1秒から今まで聴衆が観てたのは催眠にかけられた主人公が見ていた認知や認識が歪められた世界(構築世界)でした」というちゃぶ台返しが来る。
その後も数回「今まで見ていたのは構築世界でした」があるんだけどそれが「フェアじゃねえ~」と思っちゃってさ。
ここで言うフェアは聴衆に対してのフェアというか、ミステリで読者が犯人を当て得るかどうかの部分、描写されていない裏でこんなことしてましたが物語の根幹になり得ないというフィクションとしての公平性のことを言ってます。
聴衆や劇中の敵を騙す作品はいっぱいあるけど騙しの構造として「この部分が実は嘘だったから前提が覆ります」で成り立つと思ってて、
例えば詐欺師が出てくるときにあの場面は実は変装でしたとか、催眠ものだと実はこの時点からはずっと催眠にかけてましたとか。
ドミノも催眠能力なんだけど催眠能力が強力すぎて認識してる世界そのものが丸っと歪められるレベルなので、その能力者が複数人出てくると起点とか関係なく盤面の裏返し合いみたいな展開になってフェアじゃねえ〜と思う。
盤面を裏返すためのリソースって実は有限で、劇中に出てきた人物や会話のどこをひっくり返すかなので100分の映画の終盤なら90分ぶんのリソースがあるけど、
この映画はそういう積み上げ無しに「実は構築世界でした」をいくらでもできちゃうのがフェアじゃねえ~って感じ。
ーー
ASMRを聞くのがそんなに得意じゃなくて。
ASMRを聞く目的って睡眠導入かソフトな性欲を満たすかのどちらかだと思ってるんだけど、ASMR配信は大体長くて2~3時間程度なので3時間経って配信が終わってもまだ寝付けてなかったときの焦燥が怖くて、入眠時に時間経過を意識するとさらにリラックスできずに寝られなくなる。
その日のコンディション次第で平気で3時間一睡もできない日もあるので…。
そういうASMRの有限なとこが一番苦手で、気持ち良くて情報量の無い音が流れ続けるという点ではASMRは結構好きではある。
あとASMR、とりわけVの人がやっているもので言うと、普段ゲーム実況や雑談など自分のやりたいことをやりたいだけやってる人たちが、ASMR配信では奉仕的なのがちょっと居心地悪い気がする。
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11月に田中美海さんの結婚が発表されてぐわーっと思った。
そろそろ声優の結婚をイジったり悪態をついたりする歳でもないなと思いつつも、感覚的には千本木彩花さんが結婚したときくらいぐわーっとなった。
で、ぐわーっの正体が悲しさや不快さじゃなくて居心地の悪さだと気づくのも歳を経たからこそだなと思う。
声優の結婚って実はASMR配信が終わることと一緒で、
気持ち良くて情報量の無い音に身を委ねていたら急に3時間経っても寝付けていない状況を突きつけられる、そんな居心地の悪さがある。
Vの人の卒業などもぐわーっと思うんだけど、
これも因数分解すると居心地の悪さやフェアじゃねえという気持ちかもしれないな。
Vtuberという強力な催眠能力者集団がいて視聴者の認知を歪めてありもしない世界を見せ続けてるんだけど、彼ら彼女らの匙加減でフリも起点も無く「実は構築世界でした」ができてしまう。
それで振りも無く盤面が裏返ってフェアじゃない!と怒る気持ちよりは、やっぱりそういう有限性が苦手だなと思う。
もしかしたら声優もVtuberも催眠だけどフィクションじゃないのかもしれない。
ーー
今年は水瀬さんのライブを配信アーカイブで視聴して「27歳だなあ」と思った。
今日はASMRが終わる前に寝落ちできたらいいな。
水瀬いのりさん28歳のお誕生日おめでとうございます