Inori Minase LIVE TOUR 2018「BLUE COMPASS」愛知公演

行ってきました。


良かったので書く。
1曲1曲感想を書いてると書きたいことがブレるので書きたいとこだけ書く。
1stライブのテーマが"ファンとの双方向性"(僕個人の解釈)なら今回はまた違うテーマなんですよ。
初日だし記憶が曖昧なところ多いから間違ってる箇所も多い気がする。


15時前の新幹線に乗って16時くらいには豊橋に着いた。
乗り換えて南栄に着いて会場まで歩いた。
途中に大きなブックオフを見つけたので開演ギリギリまで潰そうかなと入ったけど、
広さの大部分はハードオフだったので悲しかった。

会場に入った。
座席は2階最前だったので立ち禁だった。
視界が開けてて立つ必要もないのめちゃくちゃ良い。
ステージセットに目をやると中央の階段から一段高い場所に行けて、
その場所の中央で大きな羅針盤が存在感を出していた。
シンプルだ。

開演
ムービー1
キングのライブでお馴染みの物語性のあるイントロムービー。
家の中にいる水瀬いのりが旅支度を整えて家を出る、的な内容だった記憶がある。
家の中のカットで分かりやすく"鳥かごで飼われた青い鳥"を映していて、
ちょっと直接的で笑顔になっちゃった。

1曲目「ハートノイロ」
アルバムを引っ提げたツアーの1曲目でアルバムの1曲目やるのいいよね。
Heavenly StarsとかいまだにSCSと紐付いてるもん。
衣装は白と水色が基調のデザインだったと記憶している。

2曲目「夢のつぼみ
3曲目「identity」
夢のつぼみの位置が意外だった。
でもまだ身体に馴染みきってない新曲から2曲目で100万回聞いた1stシングル表題曲が来たので
会場もワッと湧いたようなリアクションだったと思う。

MC1
晴れてよかったね的なことを言っていた。
雨を心配する流れで「わたし名前からして"水"を"祈る"みたいなとこがあるから…」と言ってた。
この人この手のこと自分から言うけど他人から言われるのは超嫌がるんだよなと思った。

4曲目「アイマイモコ
5曲目「旅の途中」
旅の途中好きなんですよ。
イノフラちゃん(アルバム名)の中でも一番好きまである。
歌詞がどうとかそういう話ではなく歌い方や曲調がなんか一番スッと入ってくるよね。

バンド紹介
曲終わりで水瀬いのりが捌けたあとバンド紹介があった。
バンドメンバー1人ひとりに付けたニックネームも言っていたけど聞き取れたり聞き取れなかったりした。

6曲目「Shoo-Bee-Doo-Wap-Wap!」
7曲目「シネマチックダイアリー」
衣装チェンジした水瀬いのりが出てきた。
全身黄色くて下はスカートでなくショートパンツだった。
ところどころにヒマワリのモチーフも散っていたと思う。チョー可愛い。
ここの2曲は振付もしっかりあって歌詞世界に合わせた動きをするので幸福度が高い。
双眼鏡があって本当に良かった。
シネマチックの曲終わりの照明と本人の表情が良いので注目してみてね。

MC2
衣装チェンジしました〜からの回って〜の流れだ!プロレス!
その回って〜のときにバンドメンバーを巻き込むという絡みをしてた。ここいる?
これからのライブ活動でもバンドメンバーと絡むつもりだからお前ら覚えろよという意志を感じる。
でもシンガーとプレイヤーの関係値って多分一番客が寄り添えないところなんだよな。
僕だけだったらごめん…。
それはそれとしても衣装替えのたびに回せるくだりはマジで誰も得してない。

8曲目「夏の約束」
9曲目「Ring of Smile」
夏の約束好きなんですよ(これ毎回言ってるね)。

10曲目「これからも。」
急に歌詞が解像度を持って頭に入ってきてエモくなるやつだった。
サビの歌詞なんだけど

変わってく私と 変わらない私 全部
包んでくれる 眩しい光

ってとこで、
いまだに2014年の水瀬いのりどうこうって言ってる人間に鉄杭を打ち込むみたいで。
歌詞世界の"きみ"によって変化をためらう"私"が変化と向き合うんですよ。
それでラスサビも1番サビと同じ歌詞で。

これまでとこれから 続いてゆく道
キラリ 不確かに揺れる 目映さの向こう
ふたりの 未来へ

ここを歌いながらステージ中央の階段を上るんですよ!!
上っちゃうか〜〜!!階段を〜〜〜!!!
それで上方のステージに立つと2階席最前と目線が揃うんですよ。うおお。
無意識に口に手を当てたし呼吸が浅くなるのを感じた。
実際は2階席のほうがまだ全然高いけどそれは物理的な目線なんですよ。
それで歌い終わると同時にポップアップが下がって捌けるんですよ。
会場にはアウトロが響くだけなんですよ。うおおお。

ムービー2
イントロムービーの続きの映像。
外に出た水瀬いのりがいろんなところを歩く映像。
これ文面じゃ伝わりにくいから要素だけ抽出するんだけど、
風力発電の風車!橋!踏切!貨物列車!トンネル!
って感じで撮影者のやっていきがあって超ニコニコしちゃった。
最後に羅針盤を拾った水瀬いのりが海辺で佇むところからカメラが引いて終わる。

11曲目「Million Furures」
衣装チェンジした水瀬いのりが出てきた。
赤くて大人びたスカート衣装でセクシーだね。
衣装替えの際に髪型も少し変わってたんだけど、
このときは全部下ろしていて今の髪の長さが一番好きだな〜と思った。

12曲目「Starry Wish
13曲目「星屑のコントレイル」
Starry Wishのイェッタイガーがほぼ完全に失くなっている。
無いなら無いでみんな我慢してるのかな…って心配になっちゃうね。

MC3
衣装替えをしたのでまたバンドメンバーと絡みながら回るくだりがあった。

14曲目「三月と群青」
ここまでの衣装の変化で注目したいのが色なんですよ。
水色→黄色→赤色 と変化してるんだけど、
ふと連想するのが信号機じゃないですか。
信号機といえばReady Steady Go!のジャケットでも扱ってるモチーフで。
思い返せば『旅の途中』は歩き始めた夢の途中を"進む"歌なんですよ。
『これからも。』は"変わってく私と変わらない私"を意識しながら前進する曲なんですよ。
あとステージ中央奥に配置された大きな羅針盤
あれたまに回ってるな〜という意識だったけど、
思い返せば衣装替え直前の曲のアウトロみたいなタイミングで回っていた気がする…。
それでこの『三月と群青』。
これ1番・2番のサビでそれぞれ

叶わないままでいい 変わらないままでいい

叶わないままがいい 変わらないままがいい

って言うんですよ。赤い衣装で。
「三月」ってキーワードからも察しうるように別れの歌で、
「大人になってゆく」「僕ら」を「僕ら」の視点から「変わらないままがいい」と言ってるんですよ。
もちろん時間の変化や関係の変化とも取れるようになってるんだけど
そんな後ろ暗い歌なのかというと、大サビで

叶わなくたっていい 変わってしまってもいい

ってこれはもうカタルシスですよ。
衣装の色に気づいた瞬間も相まってうおおおという気持ちのまま曲が終わった。
曲が終わって水瀬いのりが捌けたときに羅針盤が……回った!!!

15曲目「アルペジオ
衣装チェンジをしているなという間があるんですよ。
そして歌い出しと共に出てきた水瀬いのりが着ている衣装の色は……青!!!
うおおお。
『三月と群青』のラスサビに繋がって展開する変化の肯定!!
このときマジで「うおおお」って口から声が漏れましたからね。
羅針盤の示す方位は不変だけど人間も声優も変化した上でそれを肯定する生き物なんですよ。
まあ『アルペジオ』は特にそういう歌ではない。

16曲目「Happy Birthday」
17曲目「harmony ribbon
Happy Birthdayでは間奏で「今月誕生日の人〜!」と呼びかけて大サビでみんなで祝うというエンタメがあった。
5月にまた歌ってね。

MC4
改めて誕生日の人を訊くくだりがあった。
あと中央奥の羅針盤には4本の針にABCDと通し記号があり意図を持って回している、
的な話もここでしていた気がする。
記憶が曖昧。

18曲目「BLUE COMPASS
歌う前に「自分にはまだ背伸びした曲だけど"今のBLUE COMPASS"を聴いてもらえれば」と言っていた。
確かに6分超えの曲だし情感の置き方も含めて難しい曲だと思う。
でも不変(=羅針盤)を冠した曲を唄う歌い手が成長を示唆してくれるんですよ。
歌詞のほうも過去を振り返るばかりだった自分が未来を見据えていくって内容で。
思えば衣装の色を信号で解釈した上でそれは起承転結にも対応してて、
『三月と群青』で転じたのが『BLUE COMPASS』で結ばれることで、
アルバムのシナリオが肉付けされて舞台に落とし込まれたようなセットリストだったのだ。


以下アンコール
19曲目「MELODY FLAG」
MC5

20曲目「Ready Steady Go!
MCではアンコールを催促するときは「いのりん」コールがいいと言っていた。
「前はこんなお願いしなかったのに我が強くなっちゃって…」と言っていて変化の話にも繋がってそうね…ってなるね。
あとReady Steady Go!はめちゃめちゃ楽しいね。

21曲目「Sweet Melody」
100人が100人最後はイノフラちゃん(曲名)だと思ってた(よね?)ので意外だった。
本人が「ありがとうを伝えたい」と言って曲振りをしてたし歌詞でも「ありがとう」が沢山ある。
Gratitudeだね。
でもこの曲好きなんですよ。
今回のアルバムの中でも一番好きまである。
2番でサビに行かないのいいよね…。

終演。
最後に「これからも水瀬いのりをよろしくお願いします」で締めていた。
変化を厭う我々が変化を肯定して水瀬いのりの「これから」を望むそういうライブだったのだ。




帰りは新幹線に間に合うようにハチャメチャに走ったので余韻も何もあったもんじゃなかった。

2017年の水瀬いのりと僕

アニメ

  • デジモンユニバース アプリモンスターズ
    2016年から引き続きで桂はじめと真白アリスの2役。桂はじめはいつの間にか解放されて終盤にはオペレーターみたいになってたね。真白アリスはホントにたまに出てきて顔のいいアニメキャラだな〜と思った。でもファンになるなら花嵐エリさんだね。
  • ガヴリールドロップアウト
    タプリス。2017年の好きな声優が演じるアニメキャラの中で一番可愛い。アホっ子後輩キャラ良いよね、あとギャグ!って感じの語気が良い。ガヴリールこと富田美憂ちゃんが「女性の方だと水瀬いのりさんに憧れています」と語る*1その水瀬いのり富田美憂ちゃんを慕う下級天使というのはいい話っぽいですね。
  • CHAOS;CHILD
    山添うき。これは100%僕が悪いんだけどアニメの内容があんまり頭に入って来なかったせいでそんなに印象が無い。金髪ツインテ三森すずこが好きだった記憶だけは鮮明にある。
  • 政宗くんのリベンジ
    小岩井吉乃。高潔高飛車お嬢様こと大橋彩香に付き慕うおっとりメイド、だけど腹にイチモツある感じのキャラ。胸がデカい。以下ネタバレになるんですけど、1話の回想で物語のネックとなる主人公に対する暴言をヒロインが言うときに、「大橋彩香キャラの幼少期なのにどう聞いても水瀬いのりだよな」という事態が起きて、クレジットにも載ってなく演者からのアナウンスも無くで自分の耳を疑って3回くらい聞き直した。でもどう聴いても…と思って堪らず原作を買い揃えたところ8巻で大体のことが明かされてうおおおってなった。アニメ観て原作買う順番はあんまりしないんだけど、読んでる途中に何回か「あっ今自分は声優によるアニメキャラ解釈に踊らされてるな」と考えてフェアじゃないなと思った。あと原作でも胸がデカい。

  • 信長の忍び〜伊勢・金ヶ崎篇〜
    去年〜冬までの1期から間を開けずに2期でも千鳥。短い尺だから台詞回しも早いんだけど、その中で芝居がこなれていくので技術だなーと思った。イベント稼働が多かった印象で、他の演者がキャリアが上の人ばっかりの中で座長として技術を褒められてる様子が良かった。
  • まけるな!!あくのぐんだん!
    6話でナレーションをしてた。ナレーションは徳井青空周りの声優を回ごとに変えてやらせてた。ナレーションなので取り立てて感想は無いしアニメの感想も特に無いです。徳井さんが水瀬さん呼ぶので思い出すのは青空ナイトvol.7なんですよ(2014年!)
  • 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
    ノフト。ラーントルクこと荒浪さんとコンビで登場して戦いまくるボーイッシュな女の子。桂はじめよりこっちのほうがやりたかったタイプのショタなんだろうなという感じがした。兵器として軍施設で育てられている妖精のうち、年少組が木野日菜水間友美らによるフレッシュな役者で固められ、田所あずさMachicoらを中心とする年長組の1人として手堅さを求められるのが2017年という気がする。あと荒浪さんと一緒なのがロボットガールズZですね(2014年!)

  • Re:CREATORS
    春夏のクール。メテオラ。頭が良いという設定なのでローテンションで難しい言葉をペラペラと話す役。演者が語句の意味を理解ってないと台詞に落とし込めず、発声時に言葉だけ滑って行くので大変だなと思う。終盤の戦いとかではほとんど参謀に徹してるので見せ場は少なかったなという印象。良かったのは総集編特番のナレーションですね。あと声優特番。まみかのお別れ会で今後もアニメキャラが死ぬたびに秋葉原で葬儀を!?とワクワクしたけど1回きりだった。向こう5年は秋葉原で葬儀のことを言っていきたい。
  • サクラクエスト
    同じく春夏の2クール。女優の夢破れ間野山で生活するキャラの対比としてその後輩で女優として売れている澤野萌が水瀬いのり。直接的ですね。その子のタレント性を評価する回想でバラエティ番組で出されたセミの素揚げを臆せず食べるんですよ。好きな声優が。やったー。芝居も若手で人当たりの良さそうな落ち着いたトーンで良かった。いやーでもセミですよセミ。若くて顔が良くて頭身もちゃんとしていて好きな声優が演じるアニメキャラがセミ食べたらやったーってなると思うんですよ。やったーって。
  • キラキラ☆プリキュアアラモード
    2月からやってるけどキラ星シエルが出てきたのが6月でキュアパルフェになったのが7月と記憶している。カリスマ天才パティシエで若くて顔がいい子を水瀬いのりが演るんですよ。直接的ですね。美山加恋福原遥の良い意味で声優っぽくない発声との対比で藤田咲や森なな子がドシリと構える中、若くて技術ある人間が中途で入ってくるのは納得しかない。追加戦士然とした扱いの良さで好きになりやすかった。キュアサンシャインとかも好きだったもんな。でもキラ星シエルは人間じゃなくて妖精なんですよ。少女としての悩みや葛藤や挫折が描かれて少女として主人公たちと一丸となっても、根本のところでホントに人間と価値観を共有できてるのかみたいな怖さがある(僕が感じてるだけ)。
  • ひなろじ〜from Luck & Logic〜
    ラクロジからのゲストキャラみたいな立ち位置で5話だけに明日葉学が出てくる。台詞も二言三言だったし出したかったんだろうなという感想しか無い。でもひなろじ自体はワンオブザベストアニメオブザイヤーなんですよ。
  • 徒然チルドレン
    高野千鶴。若林稔弥作品全部苦手なんだけど良いアニメだったね。演出や声優がいいフィルターになって上質なラブコメを摂取したぞ!という読後感が毎週得られる。多分。高野千鶴は口数が少ないのでモノローグが多かったけれど好きな声優がラブコメやってるの良いなという気持ちになったので良い芝居だったんだと思う。というか小倉唯ちゃんも佐倉さんも鬼頭さんも全員良い芝居をしてて全員完璧な色気づいた高校生だった。アイマイモコちゃんについては取り立てて言うことは無いです。
  • 18if
    7話でネネ役。この回だけ急に絵のタッチを変えて「ポル」と「ポト」って名前のキャラクターが出てきて独裁うんぬんの話だった。全然やりたいことがわからん。最初は可愛いネネが「ポト」が殺されて第2形態みたいになって無感情に喚いている様子が良かった。終盤のオズのくだりとかはよく理解ってない。というか18ifをよくわかった試しが無い。EDで水瀬いのりがヒップホップを歌うのは18ifだけ!

  • 少女終末旅行
    チト。原作を少しだけ読んだことはあって雰囲気は掴めてたんだけど、2017年にこのアニメに水瀬いのり久保ユリカというのはもう少し選択の幅あったのでは?と思ったりもする。でも二人とも上手いので身体に馴染むのも早い。台詞の端々の語気の荒げ方や感情の載せ方が解釈!って感じで、微妙な文字情報だった台詞が声優によって一意に感情付けされるのは不思議体験ですね。声優の解釈と喉を通して濾(こ)されたアニメキャラを我々は摂取しているのだな。
  • アニメガタリズ
    主人公の本渡楓ちゃんの姉。劇場の幕間アニメだった「アニメガタリ」のほうは観てたんだけど時系列はそれより前らしい。出番はそんなに無かったけどいのりっくまで楽しそうに阿佐ヶ谷家やってたなという印象。「アニメガタリ」のほうの主題歌とか楽しくて良いんですよ。杏樹さんとの今は亡きSMAの絡み。
  • 干物妹!うまるちゃんR
    うまるの兄の会社の同僚の妹でよくわからんがうまるの兄のことが好きらしい。ビジュアルだけで完全に宇宙人だと思ってて天体観測のシーンとかも出るので今でもそろそろ故郷の星に帰るんじゃないかと思ってるんだけどどうやら本当に普通に妹らしい。多分可愛いんだけど僕が好きになる前に本人がうまる兄のことを好きになってたので感情の向け方がよくわからなくなった。なんでこの追加燃料みたいなところで水瀬いのりなのかもよくわかってなくて、うまる兄をうまると奪い合うにあたって田中あいみと渡り合ってかつ嫌味にならないところだったのかな。でもつうかあ田中あいみと渡り合うのは古賀葵なのだ。あ!その点でつうかあとうまるの構図は似てるな。大人の階層と子供の階層を繋ぐ糸が兄妹なのかニーラーレースなのかの差かもしれない。金剛ヒカリのことはよくわからん。

ラジオ

  • ご注文はラジオですか??〜チマメ隊ポポロンラジオ〜
    去年に引き続き。水瀬さんが出てる回はきちんと聴いてるつもりだけどたまにアーカイブを聴きそびれる時があるので全部は聴けてない。徳井さんと絡むときも村川さんと絡むときも良いテンションと良い掛け合いでいつ聴いても楽しい。コーナーが整然としてやることも決まってるのが良いポイントだと思う。
  • 水瀬いのり MELODY FLAG
    なんとまだちゃんと毎週欠かさず聴いている。毎週リアルタイムで聴いてたまにお便りを送ってみて読まれて嬉しい!というファンみたいなアクティビティを達成してるのはここだけかもしれない。ちゃんこのコーナー乱立させとけば大丈夫みたいなやつは雑然としてて何も良くなくてポポロンラジオを見習ってほしい。
  • ラジオ「政宗くんのリベンジ」〜あやか・いのりのラジオは豚足の始まり〜
    タブリエだか響だか作家だかプロデューサーだか責任の所在がどこにあるのかは知らないけどポイント制でリスナーを格付けしていくタイプのコーナー全部消滅してほしい。種田いのり帝国の再来ですよ。
  • ららラジ♪
    動画付きで隔週更新ですでに関係値のある徳井さんと一緒に毎回ゲストを招いてのトークだったので比較的聴きやすいラジオだったと思う。エチュードコーナーはアニラジだね〜と思う。徳井さんが上手いからコントでもエチュードでも成立させてて技術だなーと感心する。ららマジ自体は半年くらい放置している。
  • 水瀬いのり大西沙織のPick Up Girls
    ラジオって括りではないな。そこそこの画質で好きな声優の動画が毎週配信されてるの異常なことですよ。大西さんとの素のトーンで楽しそうに話してるので楽しそうだね〜と思う。舞台セットとゲスト(非声優も含む)で十分に番組が成立してるので世の中の声優コンテンツに声オタのメールは必要なくない?ということが分かる。

イベント

適当に印象に残ってるのを抽出

  • 03/05 KING SUPER LIVE 2017 TRINITY
    どんなフェスでも好きな声優が出るときは双眼鏡を覗くしかしてこなかったんだけど、急に思い立って今日は禁止にするぞと双眼鏡をペンライトに持ち替えた記憶が妙に鮮明に残ってる。おしゃもじをマイクにじゃん。
  • 05/14 COMCHA FES 2017 in 野音
    日比谷野外音楽堂の最奥(後ろから2列目という意味)で観たのが良かった。野音、客席→ステージ→高層ビルと視界に3層の奥行きがあるんだけど、日が暮れるにつれて周りの客や木々の輪郭が溶けていって光だけが強調されて、客席はペンライト、舞台には照明、高層ビルには窓明りと3層それぞれに違う意味の光が存在するんですよ。唯一舞台で照明に当たる演者だけは輪郭が溶けずに象徴的に視界に存在するようになって作品空間にトリップするような感覚に陥るんですよ。まあ好きな声優の出番は日が出てるうちに終わるんですけど。
  • 06/17 しあわせいのりまち 第三回町民集会 〜ちょっと早めのまちの夏祭り in 東京〜<昼の部>
    感想記事を書いた。その後もイノフラちゃんはエモい。
  • 12/02 水瀬いのり1st LIVE Ready Steady Go!
    終わってもう1ヶ月も経とうとしてるので適切な感想が書ける自信が無い。開演前に舞台をちらっと見て円形の装飾があるなーと思ってて、いざ暗転して照明が当たると球(風船)があることに気づいて、我々は照明が当たって初めて見ているものが立体だと気づけるのだと思った。
    ライブとしてMCで強調されてたのはやっぱりファンとの双方向性で、いつも応援を貰ってるのでこういう形(ライブなどのパフォーマンス)で返したいという内容だった。因果が逆転している。こうやって因果がわからなくなっていくのがファン行為かもしれない。声優が先か声優ファンが先か。でも僕は摂取してるだけで何も向こうに発信してないので、双方向を意識させられた今またお手紙を書いてみるところからスタートしてみようかな。

総括

アニメは毎期レギュラーがあってすごい。
ラジオはどんどん聴くのをサボってて良くない。
イベントは今年はかなり意図して取捨選択をした気がする。
具体的にはガーリッシュナンバーのイベントに行きたいからダンガンロンパのイベントを蹴ったり、
京都に2日滞在するの面倒だから信長の忍びトークショーを蹴ったりした。
雨宮さんのライブが観たくてバジリスクの先行上映も蹴ったけど雨宮さんのライブは本当に素晴らしかった。
そんな感じで行きたいやつに行くほうが楽しいしファンも長く続けられる気がする。
でもファンを長く続けるという目的で意図してイベントに行かないのは倒錯してますね。
こうやって倒錯するのもファン行為かもしれない。

水瀬いのりさん22歳の誕生日おめでとうございます

全然関係ない話をします。
9月の末頃に「music meets poets Vol.5」というイベントに行った。
別に水瀬さんは出てなくてSMAの若い子が出てる。
人に説明するときは「SMAの若い子が出るイベント」って言ってるけど実際はSMA縛りではなくて、
主催の人がボイトレのトレーナーの人で、歌手志望・声優志望の受講者の、
いずれ来る本番に向けた中間発表会みたいなライブイベント。

そこで2014年の水瀬いのりを見た。
というのは言い過ぎで端的に言うと顔が似てた。
薄暗い室内と照明の当たる演者と高校3年生って情報がそう見せただけかもしれない。
その人が歌っている姿を見て嗚咽が出そうなくらい当時の水瀬さんを思い出して(行儀の悪いことです)、
まだそれほど舞台に慣れてない様子やそれでも精一杯表情を作る様子が本当に良かった。
ここで言いたいのは「水瀬いのりに似てる人を好きになった」という話でなく、
水瀬いのりに似てる人を見て当時の水瀬いのりを思い出した」という話なのだ。
でも12月にあるVol.6にも岩倉さんが出るっぽい。(調べたら元虹コンの人なんですね)





21歳の水瀬いのりの1年は変化の年だった。
外的には事務所の移籍といのりまちのサービス終了。
去年の12月2日以降で言えばサインが変わったのもそうですね。
事務所の移籍というのは実は特に感慨は無くて、
SMAだからタレントの扱いがどうとかアクセルワンだからどうということも知らないし、
タレント本人の環境が変わるだけでファンは結構その辺意識しづらいよね。
でもSMAから去るということはアニストテレスの系譜において一番上がいなくなるということで、
伊波杏樹たけだまりこと続く系譜の一番上に水瀬いのりというエモさもあった気がする。
そういえば岩倉さんもアニストテレスファイナリストとかだったな。

いのりまちサービス終了は残念だった。
10分前後のファンに向けた喋りが毎週あるのって恵まれてたなと失くなって思った。
イベントもラジオも失くならないと気づけないのだ。
掲示板』なる自撮りをリアルタイムで配信するサービスも良かった。
絵を描かせるやつはなんで毎週続けてるのか全然分からなかった。

サインが変わったのは変わったねー!って感じ。
旧サインの顔部分は作品によってアレンジが変わったりという趣向があったのが良かった。
2014年くらいからイベントでの抽選だったりで貰ってきた旧サインはいくつかあって、
これも失くなってから貴くなるのだなと。
旧サインは何度か自分でも書く練習をしたことがあって今書いても意外と形になってた。
好きな声優のサインの練習、するよね。

変化というのは過去との比較であって、
水瀬いのりの内的な変化は知らないけれど、今年は過去と比較する発言がいくつかあったのを覚えている。
具体的には顔についての言及で、
「2014-2015年頃と比べて今は顔がしぼんだ」的な内容の発言が2,3回あった。
「今は昔の写真は(顔が膨らんでるから)見られない」みたいなことも言ってた気がする。
今の顔が絶対的に美人なことも分かるけどそっか…ってなるね。
場末のライブイベントで2014年の水瀬いのりっぽさを見て「2014年の水瀬いのり好きだな」と自覚して、
でも2017年の水瀬いのりが2014年と連続的なのか不安になる気持ちもあるんですよ。
もしかすると全部連続的なのに「2014年の水瀬いのり」という有りもしない物を求めてるだけかもしれない。



今日は水瀬いのり1stワンマンライブの開催日。
こういうの変に意気込むのもエモくなるのもファンっぽくて嫌なんだよな。
まあ多分イベントが終わる頃にはエモくなるんだろうけど。
とりあえず衣装ケースの一番奥から未開封の『第1回いのりまち町民集会』のTシャツを取り出してきた。
国際フォーラムの最奥は衣装ケースの最奥だったんですよ。

水瀬いのりさん22歳の誕生日おめでとうございます。

しあわせ いのりまち 第三回町民集会 〜ちょっと早めのまちの夏祭り in 東京〜

行ってきました。


エモかったので書く。
でもエモくなった箇所がちょっと気持ち悪いので気持ち悪くならないように努める。



物販で頑張るのが面倒だったので開演の30分前に品川に着いた。
暑い。
入場待機列に並んでたら物販の様子がチラッと見えて、
意外と残ってたけど今から列抜けて物販スペースに行くのも面倒だったので諦めた。
そういうところなんだよな。

本人確認をして入場して着席した。
C列の下手側。
ステラボールは横に広いので心配してたけどステージからギリギリはみ出ない程度でセーフだった。
大阪のときは1階席の後ろから数えて数列みたいなところだったので、
思えば最近水瀬いのりを近くで観てないなとしんみりしてしまうのだ。
開演まで本を読んでたらどうも隅っこのスペースでペンライトだけ売ってるっぽかった。
でもそのペンライトを使うのはファンっぽくて嫌なんだよな…みたいなメンタリティで買えなかった。
そういうところだなー。

開演。
司会のちゃんこ氏が前説で登場。
客の「町長」の呼び込みきっかけで水瀬さんが出てくる。
町長って呼べるのなんか好きなんですよ。非政治的で。
肩にかける形で上まで繋がってる青っぽいロングスカートに白いレースのシャツ、だったと思う。
シャツは肩が出ない程度に袖の無い感じだった。
好きな声優の腕の付け根。

まずは軽くトーク
大阪では無かった気がする。記憶が微妙。
トピックとしてはプリキュアの話と水泳の話。
プリキュアはリアルタイムで観てねって言ってたのでまず録画崩すところからだね。
水泳の話良かった。
「水着って言ってもみんなが想像するようなやつじゃないよ?!」良かった。
「ゴーグル」が出てこなくて「あのコガネムシ色のやつ……グーグル?」って言うの良かった。
2時間で300m泳いだって嬉しそうに話すの微笑ましいし、
水瀬さんマジで水泳キャップとゴーグル似合いそうだよね…って思う。

コーナー。
『出張 まちの美術館』
正解を知らない絵描き歌に合わせて絵を描くコーナー。
この際絵イジりにどうこう言うのもダサいけど公約数って感じだね。
水瀬さんも企画趣旨をある程度分かってる然と上手くオモシロに持っていってた印象だった。
ちゃんこが多分こう誘導してオモシロにしたいんだろうなって感じが見え見えで作家だなーと思った。
作家は作家のオモシロを舞台で成立させたいしね。

『まちの支持率リサーチ会』
水瀬さんのできなさそうなアクションに対し客に拍手でできるかできないかを仰ぎ、実際にやってみるコーナー。
支持率調査はシナリオが成立するための建前みたいなもんで、水瀬さんに無茶振りするという趣旨。
ちょっとお題全部は覚えてないんだけど、
バレーのレシーブ、ラジオ体操、早口言葉、ランニングマン、とかだったと思う。
途中になんだったかちょっと恋ダンスをするくだりがあって笑顔になった。
2017年も6月に笑顔で恋ダンスやり始めるのめっちゃ良い。
パワポが用意されてないってくだりがあって場繋ぎでカメラに抜かれる水瀬さんが良かった。
カメラアピールしてる姿はそっか…度が高いんですよ。

『まちの射的大会』
水瀬さんがコルク銃で立板を撃って、板の裏には景品か罰ゲームが書いてある感じのコーナー。
景品はいいとして引いた罰ゲームの内容は、
動物モノマネ、自己流盆踊り、秘蔵写真公開だった。少なめ。
動物モノマネはヒヨコをチョイスしてぴよぴよ言ってスベってて良かった。
盆踊りも普通に盆踊りっぽい仕草をしてて罰ゲーム考えるセンス無いなと思ったけど恥ずかしそうで良かった。
秘蔵写真、大阪と同じ生後数ヶ月頃の写真で、撮ってるタイミングや画角がちょっと違う程度のもので、
今とぜんぜん違って顔がぷっくりしてることを本人が強調してるのが印象的だった。
「それからなぜか空気が抜けるみたいに(顔が)しぼんで二重になった」って認識はそっかってなるね。
それはそれとして声優の乳飲み子時代の写真ってそんな興味無くない?

ライブコーナーの準備のための転換。
繋ぎで『春空』MVのメイキングとアルバムのジャケットのメイキング映像が入る。
新鮮な感動としてはMVの中の俯瞰で回ってスカートがフワッとなる綺麗なところを横から見れた。
あとアルバム初回限定盤のジャケットで本人の周りに浮いてる黄色い花はあれ撮る時点で浮かせてるんだな。

ライブコーナー。
1曲目『春空』
特に感想を書く機会も無かったけど良い曲なんですよ。
自分のペースでいいから新たな季節を感じちゃっていいんですか?ってなるよね。
この曲に限らずサビの歌い上げるところや落ちサビなんかで水瀬さん抽象的になるんですよ。
客席とも違う遠方を見つめてフッと胸に手をあてるみたいな仕草。
まあなんかそういう芝居じみてる─本人が芝居と思っているかに関わらず─ところ良いよね。

2曲目『夏の約束』
好きな曲なのでペンライトを振ったりした。
サビ前のパンパンパパパンをクラップするの楽しいんですよ。
歌いながら笑顔で上手下手に歩いてきてくれるだけなんだけどそれも(席が良いから)良かった。
乙女ゲーの主題歌って要素もいい味出してると思う。

3曲目『Lucky Clover』
アルバムから1曲。
いのりまちのロゴにクローバーが入ってたことに後で気づいたからいのりまちっぽい曲ってことで、
みたいなことを大阪の時に言ってた気がする。
正直アルバムの中では印象薄かったんだけど良い曲ですね。
僕がクローバーと聞いて思い出す曲はクローバーかくめーしょんです。

4曲目『星屑のコントレイル』
アルバムからもう1曲。かっこいい曲だね。
隣の人がイントロが流れだした瞬間嬉しそうにウルトラオレンジ折ってて楽しんでる人だ…と思った。
これを歌い終わってのMCでの話になるんだけど、
やっぱラジオに送られてくるアルバムの感想メールでもこの曲が一番人気だそうで、
「みんなやっぱこういう騒げる曲好きなんですね〜」と言ってたのが印象深い。
かっこいい曲を歌う時の水瀬さん、上を見上げてると思ったらバッと斜め下に顔を向ける、みたいな振りでカッコよさを演出してることが多いなという気づきがあった。
気づいたらそれを多用してる姿にちょっとクスッときた。
その後のMCで、
「まだかっこいい曲をかっこよく歌うことに慣れてなくて。自分なりにかっこよくしてるつもりだけどできてます?」って言っててちょっと反省した。
多分そういう表現を肯定するのは芝居を肯定するのと同じなんだと思うし肯定していきたい。

MC。さっき歌った曲の話や新曲の話。
5曲目『アイマイモコ
新曲。
曲振りのときに「恋する女の子の曲なのでそれっぽい表情するけど笑わないでね」と言ってた。
大阪で思ったのがすごいガーリーな表情や振りをして笑顔になれるんですよ。
それと比べると今回は振りが少なくなってて残念だった。興の乗り方なのかな。
サビの終わりにめちゃくちゃ高音の部分があって、そんなとこ出る?いや普通に出てるな…と舌を巻くんですよ。

6曲目『innocent flower』
エモかったのはここです。
例えば武道館の最奥で好きな声優を観たり過去と今を比べた発言があるとそっか…ってなるのが僕なんだけど、
その類でふとちゃんと歌詞の内容が頭に入ってきてそれが水瀬いのりに符合したときにそっか…ってなるんですよ。
その意味で曲の1番は歌詞の内容まではきちんと頭に入ってきてなくて。
こういうのって「歌詞を反芻するぞ!」ってなるんじゃなくて不意を突くんだけど、
不意に2番のAメロから頭に入ってきて。

急ぐ誰かにとっては振り向かれもしない小さな花も
いつか立ち止まる人が来ることを信じて微笑みを絶やさずにいる

って歌詞なんだけどこの「小さな花」が水瀬いのりのことなのは共通認識じゃないですか。
仮に共通じゃなくても自分の解釈としてはそうで。
で、「振り向かれもしない小さな花」がまだ売れてない頃の水瀬いのりを想起させて、
「微笑みを絶やさずにいる」は自己研鑽なんですよ。
そんな自分勝手な符合をしてて2番のサビにいくと

風に歌を乗せて白い花びら
ありがとうの言葉の代わりにね

ってなって。
「風に歌を乗せて」は直接的に今目の前で歌ってる水瀬いのりと一致してしまって、
それが「ありがとうの言葉の代わりにね」って言ってるのでそうだよね…となった。
2013年から水瀬いのりを見ているのに2016年くらいになって「自分の好きな声優はもしかして大人気声優なのでは?」と気づいたんですよ。
だから2013年の水瀬いのりを想起していたらガッと2017年の目の前の水瀬いのりに戻されて、
その水瀬いのりが「ありがとう」と言ってるのが死ぬほどエモくなっちゃって。
これ多分誰が読んでも「2013年から応援してるぞ」という誇示をしたい人っぽくなってるよね。
否定しても避けられないから仕方ない。
で、エモくなってたところで大サビに入り、

君のため咲いたよ白い花びら
ありがとうの言葉の代わりにね

と来るので一瞬嗚咽が出そうになった。
なんか自分の過去のブログを見返すと病んでるなー!って時もあるけど、
こういうこともあるのでまだファンを続けられそうだなと思った。
でも歌詞に「いのり」って露骨に入ってるのちょっと恥ずかしくない?という姿勢は崩さずにいきたい。

司会も出てきて改めて挨拶をして終演。
「普段のイベントだとあんまり自分の意見を言えなくて、みんなも『いのりんもっと喋ってー』と思ってるかもしれないけど」ということを言っていた。
けれどこの場は自分一人しか壇上におらずファンしかいないので自分の意見が大いに言える、と続く。
割と声優がたくさんいるイベントでの水瀬さんの佇まいも好きなのであんまりそう思うことはなくて新鮮だった。

余韻も冷めやらぬ終演後はダッシュで九段下まで行ってロクアカのフィナーレイベントを観た。


総括としては独りよがりにエモくなったという話なのだ。
第2回町民集会がそんな還元ある?ってくらい良いファンイベントだったので、
大阪を経たあとはまあ規模が大きくなればそうなるよな、くらいの感想だったけど、
全く同じセットリストで東京昼を観てこうなるのがちょっと不思議だった。
不思議だったので今までエモくなったイベントをいろいろ思い出してラインナップしていくと、
普通に座席と相関があってそうだねってなった。
やっぱ声優は前の方で観たほうがいいってことなんだろうな。

2016年の水瀬いのりと僕

アニメ

  • ラクエンロジック
    珍しくボーイッシュなキャラで、本人も以前からそういうのに挑戦したいって言ってたから良かったねーってなった。可愛さで言えば同作品中で敵に襲われる園児のモブを演ってた時がクソガキ感がたまらない仕上がりで良かった。あと正直に言うと9話までしか観れてないし今後も観る予定が無い。
  • ディバインゲート
    全然観てなかったのに急に必修になって悲しかった。8話でちょろっと出てきて9話で戦って退場だったと思う。劇作家ってことでちょっと頭のネジの飛んだ芸術家然としたロリの敵キャラで上手いねーってなった。原作ゲームのほうは今後もやる予定が無い。
  • ヘヴィーオブジェクト
    テキトーに観てたら急に必修になってびっくりした。よくある元気な少女然としたおばあちゃん大好きっ子。Twitterで放送前に告知するのはありがたいんだけど、観てるアニメに突然好きな声優が出てきてときめくという神秘声優体験をもう久しく経験できてないから悲しい。

  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
    瀬川茜が一番可愛い。原作は知らないんだけどあんだけツンデレを寄せて上げてしたようなキャラなのに西村とラブコメしないの?というのが不満だった。役としてもキャリアの中で珍しいタイプだったし欲張るとしたら瀬川の表情のバリエーションが見たかった。玉置亜子は乳がデカイ。

  • ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
    王女!ロリ!ロイヤル!赤髪の白雪姫!と思って観てみたらもっと置きにいく声でシリアスな演技をしていた。たまに少女然と甘える時もあってギャップとバランスが難しいと本人も言ってたけど上手く愛せる感じになってたと思う。中盤以降ほとんど出番が無くてナレーションが主だったけど良い味出せてたと思うし。最終話のイクタとの掛け合いのシーンと画作りがGood。
  • ダンガンロンパ3 ーThe End of 希望ヶ峰学園ー 未来編 / 絶望編
    安藤流流歌は未来編でガッツリ出てて、チャラそうな見た目や声の軽さに対して腹に一物あるような含みがあるのが良かったと思う。アニメ本編の内容が内容だけに、死が迫る恐怖とか友達が死ぬ悲哀とか表情の変わり方が激しいのが印象的でもあった。好きな声優の演じるアニメキャラが死んでも意外と感慨は薄いものだなと思ったのは多分アニメ自体を雑に観てたからなんだよな。
  • Re:ゼロから始める異世界生活
    春夏の2クール。レムが可愛いのは分かるし声優も抜群のパフォーマンスなのも分かるけどアニメキャラを好きになるかどうかは別問題なんですよ。なんか僕がレムを好きになる前にレムがスバルくんを好きになってたのでそっか…ってなった。スバルくんを好きになるきっかけはまあ理解できるとして、それでもアニメ尺だともっと時間かけて好きなってもいいんじゃない?ってなるし、レム自身が異様に献身的で滅私奉公で亭主関白な姿勢だったので逆に引かない?(アニメ観る才能が無い人っぽい意見だ)。でも作中でレムが死んだらあーーってなったので思ったより気に入ってたのかもしれないし、さもなくば単にアニメ自体を真面目に観てたってことで。
  • ラブライブ!サンシャイン!!
    12話で急に音ノ木坂の生徒で出てきた。これに関しては事前に告知Tweetが無かったと記憶しててテレビ観てては?ってなった。神秘声優体験。スクールアイドルを続けるものの学校説明会に一切人が集まらず、「自分たちとμ'sの何処が違うか」を考えあぐねた結果μ'sを産んだ音ノ木坂学院を実際に訪問し、校門前に1人立っていて「μ'sは何も残していかなかった」と語る名も無き生徒が水瀬さんの役。言うまでもなくこの「生徒」は「μ's亡き音ノ木坂」のスピリット的存在で、μ'sの痕跡を追って実地調査に及んだ主人公たちに対して大事なのは物質的な話ではないと理解させるのに普通は校舎内に踏み入らせて体験的な理解をさせるはずを、言葉だけで説き伏せるわけだ。そこでSMA直属の先輩で今をときめくスーパー声優が出てくるのは今考えればしっくり来る。来る?

  • 信長の忍び
    5分アニメだけど主役だし小気味良いテンポで可愛い声でバンバンボケるしツッコむしで満足度は高い。犬夜叉こと勝平さんとガッツリ共演もめでたい。
  • ViVid Strike!
    ボーイッシュといえばラクエンロジックだけど今回は広島弁を加えてとりあえず殴って解決するような体育会系のキャラで新境地だった。殴る蹴る/殴られる蹴られるのブレスが一生分聞けたと思うし藤真先生の可愛いアニメキャラがボコボコにされると笑顔になる。内容としては昔は孤児院で一緒だった小倉唯ちゃんの素行が悪くなったので殴って更正させるって感じでベルセルクじゃん!ってなった。蝕の刻に贄になったのはお爺ちゃんだったね…。正直他人の腕を折るのも肋骨を折るのも小倉唯ちゃんだったので小倉唯ちゃんがオイシいアニメだった。あとStarry Wishでイェッタイガーはやめたほうがいい。
  • 魔法少女育成計画
    一方こっちはスイムスイムがおいしいアニメだったね。他のアニメキャラいっぱい殺して最後は感慨無く殺されるから100点満点だった。でもハードゴアアリスちゃんみたいにコンクリ詰めにされたり濃硫酸かけられたりしてほしい。声のトーンはダウナーでホントに本編では感情を一切出さなかったのでその点では満足度は低い。大体シャチーロフなんだけどシャチーロフのほうが可愛い。
  • クラシカロイド
    テキトーに観てたら急に必修なって焦って追いついた。役としてはショパンバーチャルアイドルボーカロイド)育成ゲームにハマって作ったアイドルが水瀬いのりショパン自身の寂しさを埋めるために作ったけど人格が無いことに憤って能力?で人格を与える。すると自分の意志で話すようになったのはいいけれどショパンの音楽的才能を見込んで作った曲を世間に発表すべきと強引に迫り、発表するとともに水瀬いのりは大ブレーク、みたいな流れ。役柄や年齢感や思想が織部つばさなんですよ。でも売れるのは悲しいね。最終的にデータごと消えるんだけど、そこでショパンの先立たれた妻の名前をモチーフにしてあったことが明らかになってアツいんですよ。

ラジオ

  • ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンwebラジオ 種田いのり帝国
    ごちうさラジオの再来だやった〜と思ってたら虚無のコーナーと虚無のリスナーいじりでどうしようもなかった。番組に能動的に参加してる人間だけ楽しくて他は楽しくない番組だったんだけど好きな声優のラジオを楽しくないと一蹴したくないから聴かなくなった。
  • 水瀬いのりMELODY FLAG
    ひとまず1クール目は全部聴けたし人並みに楽しめたと思う。いつかメール送るつもりではいるけど恥ずかしいのでタイムラインの人間全員聴かなくなるまで送りません。
  • 信長の忍び」〜私、リスナー様の忍びになります!!〜
    あとで聴く。
  • ご注文はラジオですか??〜チマメ隊ポポロンラジオ〜
    いつか聴く。
  • いのりっすん
    いつか聴く。

イベント

適当に印象的なのを抽出

  • 2/27 シンフォギアライブ2016 1日目
    好きな声優が武道館の壇上に1人で立って歌っているのを武道館2階の最奥の座席で観るという声優経験だった。
  • 3/19 しあわせ いのりまち 第二回町民集会 〜まちの感謝祭〜
    1コーラスだけだけどキャラソン枠とリクエスト枠からそれぞれ3曲ずつ計6曲歌うというやばいライブコーナーがあった。1部では『わたしの声』を生で聴けるのやばかったし、2部で『恋愛したいっ! 』が来た時は平身低頭の気持ちだったし、3部で『White Love』を歌う水瀬いのりには岡本あかりの像も2016年にまだあった。ファンイベントってことで本人の肩の力が抜けた様子も存分に伝わってきたしこんな還元ある?ってくらいファンで良かった度の高いイベントだった。
  • 8/7 『心が叫びたがってるんだ。スペシャルイベント〜秩父ふれあい交流会〜
    まず秩父って土地が良かった。電車で2時間半も揺られる小旅行をして郊外の屋外ステージで声優を観るのがフィールソーグッド。真夏ということもあってコンビニで買った酎ハイ片手に声優を眺められた。内容で特筆すべきなのは朗読で、作中のクライマックスでもあるミュージカルが始まって終わるまでをイベント用の脚色なしで壇上でやりきる、というもので、歌なんかも生で歌うしお城での掛け合いも昼夜両公演共に作中と遜色ない、どころか生モノであるせいで白熱する箇所も多かったように思う。その点で言えば屋外でなく屋内のもっと良い音響で聴きたかった、という気持ちもあるものの、夜公演では綺麗な西日に差されて声優も陰りながらイベントが進んでいくという絵的な良さがあった。完全に日が落ちても朗読は進み、屋内より静まって屋内より暗くて屋内より肌寒い空間でステージに立つ声優の熱を感じるのが神秘じみていた。

総括

この形でまとめたのは初めてで、気づいたのは僕の中ではアニメのウェイトが一番重い。
ラジオは特段好きな声優のラジオでなくても世の中には面白いアニラジが五万とあるし、
イベントは好きな声優が出ていなくても楽しいイベントは五万とある。
のでそっちを聴きたいしそっちに行きたい。
アニメは好きな声優がいてもいなくても観れる範囲で全部観る。
他と比較してどうというつもりではないけど、
それにしてもアニメもイベントも絶対的に多いというのが素直な感想で、その分漏れも多い。
供給がこのペースだから漏れたのを回収する機会もないし(イベントは特に)、
ゲームなんかに関してはそもそも回収しようとすらしてない。
適当に折り合いをつけられる人間が声優を応援する才能のある人間なんですよ。
その点2016年は年末にかけてああいうことがあって水瀬さんイベントが失くなったのが、
語弊があるけれど自分にとってはやはりいい契機にはなって。
これから水瀬いのりさんのファンを続けていくのにあたって、
もとい続けていくかどうかにあたっての執行猶予に他ならなくて、
年を明ければまたイベントが降ってくるわけなので、
それを踏まえて敢えて、来年もよろしくお願いしますで締めたい

*1:2017/01/03追記:アプモン観た。挑戦したいって言ってた少年役に2016年滑り込みで演ってるの良かったし豊永くんと絡むのもネット上のデータなのも瀬川茜だね。妹じゃなくて弟なことに意味があるのかな。

水瀬いのりさん21歳の誕生日おめでとうございます

夢のつぼみ』は人並みに買った。
人並みというのは好きな声優を「好き」と言い張る自尊心を保てる程度という意味。
それで当たったリリースイベントは年明けのアニメイト横浜である1つだけだった。
いっぱいリリイベ当たってたら好きな声優のファン続けよ〜ってなってたし、
1つも当たらなかったら好きな声優じゃない声優のファンになろ〜ってなってたので、
「1つ」というのはひどく示唆的な結果だったのだ。


去年の12月2日に書いた記事が人に読まれることで割と自分を客観視できた。
知り合いからはみんな通る道ですよって言ってもらえて、
知り合いじゃない人からは悲しくなるとか限界とか言ってもらえた。
それで自分の行動を改めることができたし落ち着けたと思う。
「行動を改める」というのは手段と目的の倒錯した自己中心的ファン行為を止めて、
「落ち着く」というのは手段化してしまった目的を一旦リセットした、という意味で、
すると残ったのは好きな声優に対して怠惰な自分だった。

怠惰と言っても行けるイベントはもちろん行くのだけど、
別に行ければ席は最後列でもいいやとか、
イベントに落選したらしたで違う声優を観に行けばいいやとか、
そういう意識の上での怠け方だった。
えらいもので「好きな声優に対して努力しない」という行為に自覚的になると
脳が説得されないというか、気持ちが行動に先行しないというか、
悪い意味で好きな声優から解放されたような心地よさがあった。
そこに心地よさを感じる自分に気づいてしまうとやばい、という焦りもあって、
全然情緒が安定しない1年であったように思うし、今も安定してない。


harmony ribbon』も人並みに買った。
目の前に何枚も同じCDがあると「ああ我は好きな声優に対して努力をしているな」となるから良い。
当たったのはアニメイト仙台の1つだけだった。
でも声優を観られるかどうかというのは既に些末な問題で、
声優に対して努力しているかという過程が大事なのだった。
好きな声優に対して努力しすぎない自分と、
好きな声優に対して努力しすぎない自分に気づく自分とのせめぎ合いの結果、
CDの購入枚数も「人並み」程度なのだ。
声優を差し置いて過程を重視している時点で既に自己陶酔的ファン行為であるにも関わらず、
同じ轍を踏んでいることに気づけずにいた。


Starry Wish』も人並みに買った。
リスアニライブin台湾が発表されてチケットや宿や足を取った。
「好きな声優」は既に実体が無いのにお金を使うと脳が説得されるのが良かった。
そして殺害予告があって、
努力の向かう実体が本当に失くなったのだ。


その報を受けて真っ先に感じたのは「好きな声優から解放された」という安堵だったと思う。
一刻も早くイベント至上主義的価値観から脱却すべきだし、
好きな声優のイベントが失くなることでそれが果たされるのは良いことだったのだ。
イベントが無くても声優は地続きで声優だし、
努力の対象が失くなることで自己陶酔的ファン行為からの脱却が可能になったのだ。
そう思ってた時に本人がブログを更新したのが良くなかった。
イベントに臨む演者の「楽しみ」って感情や「イベントのために歌詞を覚える」なんてのは
僕には完全に抜け落ちていた観点で、
自分に酔っていたところをガンガン鈍器で殴られたつらさがあった。
水瀬さんが掲示板やブログで「怒り」や「イライラして」なんて言葉を使うのが衝撃的だったし、
イベントが失くなった事実に対して全然テンションが違ったことで悲しくなって、
なにより「自己陶酔的ファン行為からの脱却が可能になったのだ」と言ってる自分に僕は陶酔してたんだなという事実がかなり皮肉めいていた。


じゃあ結局何をするのが正解なのかはまだ分かってない。
分かってないもののそうやってショックを受けるのは好きな声優のことを「好き」な証左だと思うし、
この一件が自分なりのファン行為を模索する機会になるんじゃないかな。
そうやってファン行為を模索しながら、
リリイベ当選権の代わりにポスターが1つだけ送られてくることでまた首の皮一枚繋がっていくんだと思う*1


改めて水瀬いのりさん21歳のお誕生日おめでとうございます。

*1:12/25追記:2本来た

Rabbit House Tea Party 2016 昼の部

行ってきました。



いろいろあって昼夜参加できることに。
実は(実は?)2014年のイベント(渋谷のやつ)には行けてないので、
今回のイベントで僕の中でごちうさが供養された形になった。
こういうのはより新鮮な感想を書き留めるべきなので昼公演について書く。


13時ちょうどくらいにみなとみらい駅着。
パシフィコに着いて物販見に行こうとしたけど物販列っぽいのが鬼のようにウネッてたので即入場した。
ツイッターを見てたら会場内にもパンフ売ってる場所が別にあるって話だったので後で良いかと思って着席した。
席は39列の中央ちょい上手寄りくらいで絶望的とは言わないまでも遠いなという気持ち。
ぼーっとスマホを弄ってたら後ろから
「今日は誰推しですか?」
「特に決めてないですけど強いて強いて言えば水瀬さんですかね」
「あーチノちゃん可愛いですもんね」
という会話が聞こえてきてほっこりした。
僕もチノちゃんが可愛いという気持ちで観るぞと思った。


開演。
暗転と同時にスクリーンでアニメ映像と共に60からカウントダウンしていってた。
ちゃんとイベント用に編集してて気合入ってるなと感心する。
カウントゼロと同時にステージ中央のプレゼント箱が開いてキャスト一同が中から出てくるという演出。
プチラビッツがプチラビッツの制服を着ててプチラビッツって実在したんだ…ってなった。
一人ひとり挨拶する前に佐倉さんが
「今日は私たちから皆さんへのプレゼントです」と言ってて、
イベント、「享受してやる」も「応援してやる」も姿勢としてちょっと違うのでスタンスを見失いがちだけど、
「そんな感じで楽しめよ」と言われてる感じでどこか肩の力が抜ける思いであった。
キャストそれぞれの挨拶を終えたらコーナーへ。


最初のコーナーは事前アンケートを踏まえてトーク+ゲームって感じのやつ。
ごちうさキャラで一番○○なのは?」というお題に事前アンケートで得た結果をランキング表示して、
結果の感想と共に上位キャラの該当キャストにゲームをさせるコーナー。
お題と結果は端折るけど最初は佐倉さんと茅野さんと水瀬さんでぬいぐるみのティッピーを愛でる?対決をやった。
小道具として出てきたアフロのかつらに対して少しもじゃさくやうたわれの絡みが出たの良かった。
覚えてないけど本線の愛でるのも良かったと思う。

次は「一番お似合いのペアは?」というお題で結果二人一組で全員で障害物競争をするってやつをやった。
内田・佐藤 佐倉・水瀬 徳井・村川 茅野・早見の4ペア(種田氏は司会)。
障害物って言っても縄跳びとテーブルクロス引きだけで下手がスタート上手がゴール。
ペアで手を繋がなくちゃいけないってルールで各ペア手を繋いでて、
なんか事務的でも目の前で声優に手を繋がれると直接的な訴えがあるな。
あと声優が縄跳びをするのも視覚的に猛烈な訴えがあるな。


コーナー終わって次は朗読劇。
ごちうさ然とした内容の朗読だった(伝わる)。
双眼鏡で声優の朗読を観察してたんだけど、
例えば他の演者のセリフに対してウンウン頷いてる水瀬さんとか、
軽いボケやアドリブに対して演者に目を向けるってリアクションでボケを成立させる佐倉さんとか、
そういう発見があって良かった。
あと村川さんがメグを演じてる時マジで表情からメグが入っててすごいなと思った。
佐藤さんが千夜を演じる時左手を顔に添えてお嬢様感を出してるのも良かった。


次はギャラクティ可愛い選手権。
佐倉さん率いるチームと内田さん率いるチームに二分してお題に添って即興劇で対決。
即興劇に関しては速水奨さんが常に相手役になって進行するから速水さんの匙加減一つって感じだった。
多分気遣いもあって誰が相手でも速水さんがグイグイ引っ張っていく形でエチュードが進むんだけど、
基本的にこのメンバー、大概エチュードとかきちんと成立させ得る人間達なので、
全体的に速水さん色になってしまうのは口惜しさもあった。
それでも全体的に面白く成立してたし手腕だな。
あと特筆すべき点として佐藤聡美さんめちゃめちゃ司会スキルが高くてびっくりした。

2回戦として1問だけカウントクイズがあって、
アニメ本編内で○○が××してたのはトータルで何回?という趣旨の問題が出るんだけど、
演者が数字しか答えられないので正誤の判断は分かりやすいけど、
ボケしろが無いのでコーナーとしては微妙だったと思う。


勝敗が着いてキャストが一旦捌けた後茅野・早見・速水の3名が壇上に残ってお悩み相談コーナー。
キャストから募集したお悩みに3人で答えていく。
どれも上手くまとまってたけど特にハネることもないという印象。


続いてライブコーナー。

1曲目「ノーポイッ!」/Petit Rabbit's
プチラビッツ、本当に実在したんだな…。
佐倉さんや種田氏がプチラビッツとして踊ってるのを目に焼き付けるべきだったんだけど、
双眼鏡を持っていたばかりに水瀬さんの動きや表情ばかり追ってて良くなかった。

歌い終わって次からはサプライズと称してごちうさ楽曲をメドレー形式で歌っていくとのこと。

2曲目「出かけましょうと答えましょう」/チノ(水瀬いのり
プチラビッツから水瀬さん以外が捌けて壇上に残る水瀬いのり
ペンライトで青く染まるパシフィコ。
流れてくるイントロ。
パッとフラッシュバックしたのが去年末にあったチノ生誕祭のイベント。
かなり距離感も含めて光景が酷似してて、唯一違うのが会場。
水瀬さんがパシフィコ横浜の壇上に1人で立って歌ってるし5000人の客が水瀬いのり1人を見てるんですよ、やばくないですか。
さっきまで双眼鏡を眺めっぱなしだったのがふと目を外して現在の距離と光景を確認して、
言いよう無い滅入り方をする。
いずれ来るであろうソロライブを想像、なんて表現をこの光景に対してするにはチープなんだけど、
思えばソロデビューして以来、
チノ誕の時もナゴヤアニソンフェスの時も、シンフォギアライブの時も同じ状態になった。
今目の前で歌ってる水瀬いのりは香風智乃なのに、水瀬いのり水瀬いのりを重ねるのは間違いなのだ。
それでもビジュアルの圧力というのは強くて一生これと付き合っていくんだろうなと思った。

3曲目「ナマイキ Tiny Heart」/マヤ(徳井青空
4曲目「ナイショのはなしは夢の中で」/メグ(村川梨衣
あっ結構キャラソンやるんだと驚いた。
どちらも恥ずかしながら未履修の曲だったけど良い曲ですね。
村川さん歌ってる時もメグが全身に乗り移っててすごい。

5曲目「Rabbit Hole」/ココア(佐倉綾音)・リゼ(種田梨沙
まさか聴けるとは思ってなかったのでかなり嬉しかった。
曲が好きでそれが聴けた嬉しさはが前半にあって、
うわ佐倉さんと種田氏がデュエットで目の前で歌ってる・・!という感激がジワジワ上がってきた。
だって佐倉さんとか歌わないじゃん。ごちうさ最高〜!
目で見ても良し耳で聞いても良しという圧倒的な多幸感がそこにあった。

6曲目「やきもち風味のカモミール」/チヤ(佐藤聡美)・シャロ(内田真礼
なんか近くの席の人がこの曲大好きっぽくて昂ぶった結果小声で歌い出すということが無かったら100点。

7曲目「ぴょん's ぷりんぷるん」/チマメ隊
あっこれインポートして以降ろくに聴いてなかったけどめっちゃ良い曲ですね…。
あと振り付けが可愛い。
ラストの「スペシャルデリシャスぴょん's ぷりん」ってとこを一生見てたい。

8曲目「ときめきポポロン」/チマメ隊
水瀬さんが1人で歌うところは何度も聴いた。
ここで本当に印象的だったのはやっぱり村川さん。
サビの「くるくるり」ってところでメグの嗜むバレエよろしくクルッと一回転するんだけどその所作が完璧だった。
一回転を終えてスカートの裾を掴んで左右に軽く広げつつ少し首を傾げるんですよ。
衣装とのマッチングもそうだったけどあの2,3秒だけで完全にメグのメグたる説得力があった。
村川さん多分そういうところのセンスがずば抜けてるんだろうな。


歌い終わって他のキャストを呼び込んでそろそろ終演。
告知をいくつか挟んで各キャストの挨拶。
昼の部の挨拶で特筆すべきとこは記憶してなくて、
佐倉さんは佐倉さんらしいなと思ったことは覚えてる。

そして最後に今回のイベント用に作った曲をみんなで歌おうという運び。
9曲目「本日は誠にラリルレイン」/全員
イベント用楽曲って冷静になるとなんだろうな。
って斜に構えてたけど悔しくも良い曲作るよな。
サビ後半とかにOPのメロディを彷彿とさせるところもあって憎い。
客が声出すべき部分も要所要所にあってイベント用を謳うだけあるなと感心した。
それで一番印象に残ったのは佐倉さん。
サビに「ありがとう」ってフレーズがあるんだけどその度に丁寧なお辞儀をするんですよ。
佐倉さんらしいなと思うし佐倉さんのファンになりたいなとも思う。


曲が終わって拍手と歓声の中壇上で両端から1人ずつペアで退場。
村川・徳井ペア、内田・佐藤ペアと順々に退場していって最後に残ったのは佐倉・水瀬。
ごちうさのイベントのフィナーレで壇上の真ん中にこの2人が並んで立ってるだけでもエモい。
2人は丁寧にお辞儀をしたあと手を取り合って舞台中央の扉に捌けていくんだけど、
その背中が、光景がめちゃめちゃドラマに富んでいてすごく見惚れてしまった。
ごちうさのアニメはココアとチノの関係の変化を脚本の主軸に置いた構成でありつつ、
下世話ながら少なからずキャスト間の関係値の変化もあったわけで。
舞台中央の扉は階段を数段上がったところにあるので客に背中を見せて階段を手を繋いで上がるんですよ。
アニメかよってくらいのハッタリの利いた演出だし誰も介在する余地の無い2人のドラマが確かにあた。
ごちうさのイベントの幕を下ろし方としてこれ以上無かったと思う。


終演。
夜公演にも触れとくと夜の部もめちゃめちゃ良くて、
エチュードは速水さんがバランス感覚を持って臨めてたし、
水瀬さんの締めの挨拶のまとまりつつも言いたいことが溢れてくる感じとか、
佐倉さんの最後まで佐倉さんらしいなと感心し感激させられる挨拶とか。
ただ全部触れると僕の記憶力と解釈のせいでチープになってしまいそうで、
そういう意味での昼公演の感想でもある。
言語化は良いけど良くないよね。


ごちうさ、1期2期とさんざん悩まされることもあったし水瀬さん売れたなーってなることもあったけど、
素晴らしいイベントのおかげでようやく気持ちよく一区切り打てた気がする。
まあ多分イベントに行けたら最高で行けなかったら最低ってだけなんだろうな。
全体で見れば水瀬さんがどうの香風智乃がどうのという感想に終始することなく、
僕が声優イベント然と楽しめてたことの裏付けにもなってると思う。
やっぱ声優イベントには双眼鏡だな。