映画65本観た(2021)

まえがき

2020年は何か大きな力によって新作映画が全然無かった。
2021年はだいぶ増えて、なんなら公開が延びたものと公開を予定してたものが重なって多かったまである。
引き続き平日はずっと家にいる生活なので、週末くらいは外出するかというモチベーションで極力映画館に行く1年だった。

 

観たもの

新旧混合観た順

No. TITLE
1 おとなの事情 スマホをのぞいたら
2 銀魂 THE FINAL
3 大コメ騒動
4 夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者
5 ガメラ 大怪獣空中決戦
6 KCIA 南山の部長たち
7 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ
8 プラットフォーム
9 パプリカ
10 音楽
11 樹海村
12 プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章
13 ヤクザと家族 The Family
14 Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-
15 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
16 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
17 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
18 累 -かさね-
19 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
20 騙し絵の牙
21 ミナリ
22 JUNK HEAD
23 アンモナイトの目覚め
24 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
25 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
26 映画大好きポンポさん
27 デス・プルーフ in グラインドハウス
28 漁港の肉子ちゃん
29 シドニアの騎士 あいつむぐほし
30 RUN/ラン
31 くれなずめ
32 バケモノの子
33 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
34 ゴジラvsコング
35 共謀家族
36 竜とそばかすの姫
37 ライトハウス
38 サイダーのように言葉が湧き上がる
39 君の膵臓をたべたい
40 サイコ・ゴアマン
41 クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
42 Summer of 85
43 劇場版 きんいろモザイク Thank You!!
44 岬のマヨイガ
45 オールド
46 サマーフィルムにのって
47 ドライブ・マイ・カー
48 楽園追放 -Expelled from Paradise-
49 プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第2章
50 劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~
51 ベイビーわるきゅーれ
52 アイの歌声を聴かせて
53 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア
54 皮膚を売った男
55 マリグナント 狂暴な悪夢
56 トリック劇場版 ラストステージ
57 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1
58 ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
59 フラ・フラダンス
60 EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
61 ラストナイト・イン・ソーホー
62 ARIA The BENEDIZIONE
63 劇場版 呪術廻戦 0
64 偶然と想像
65 鉄道員(ぽっぽや)

 

 

うち新作48本、旧作17本
映画館で48回も映画観ることあるんだ。

アニメは65本中36本
半分以上だね。

 

新作良かった5選

新作の定義は「リバイバルを除く今年映画館で観た映画」
感想はネタバレを含みます。
今年こそは映画を観たその日に感想をメモしとこうと思ったけど4割くらいしか実行できなかったので感想が無いものもある。

  • ヤクザと家族 The Family
    映画上手すぎワロタだね~。まず1999年の加藤の組に追われるシーンで、チェイスのスピード感と臨場感と間延びの無さでオッこれはと思って、盃を交わして組に入るシーンのOPやクレジットの出し方で完全に掴まれちゃった。
    お話しのテンポがいいので由香を連れ出して海に行くシーンの時間の進み方が対照的で印象に残るし雲と朝焼けがアニメかよってくらい演出に噛み合っててびっくりしちゃうね。
    終盤のTwitterで拡散されちゃうところだけちょっと飲み込みにくくて、物語を展開させるためだけの目的ない悪意が急に出てくるの何?ってなっちゃった。他人の同居人が元反社なことに興味なくない?
    それを差し引いても総合点で勝ちだったけど

  • JUNK HEAD
    ストップモーションアニメってのは確かに凄くて、EDロールでの撮影の様子は本編を観た上で「こんな撮り方でこんな長尺を!?」という驚きがあるんだけど、そこは全然抜きにしてSFとしての完成度が素晴らしいんですよ。
    世界観の説明は冒頭にサラッとされて、そこを100%理解してなくても主人公の目的が常に明らかでわかりやすい。
    それに出てくるキャラが全部魅力的で愛せて、敵キャラは全部グロテスクで恐怖できる。
    カメラワークも印象的で、というのは実物のモデルがあって実物のカメラで撮るのでセルアニメ的じゃない、ある意味で嘘のない画面なんだけど、急に洋アクション映画や邦アニメ的な演出も入って飽きさせない。
    区切りは良かったけど完結はしてないので次編も早く観たいな。

  • サイコ・ゴアマン
    1から10まで楽しくて文句なく年間ベスト級だった…。
    予告を軽く見て「へえSF特撮って感じなのかな。気持ち悪いフォルムの怪獣?がいっぱい出てきて楽しそうだな」の認識で観に行って、こんな劇場で声出して笑うとは思わなかった。
    凶悪なサイコ・ゴアマンが日常に馴染んでいくシュールさをギャグとして押してくるのかなと思ってたら、他の人間の命の軽さや父親の言動でもめちゃくちゃ笑っちゃった。
    でも一番好きなのはクレイジーボールを振って振って終盤で出してくるやつかな。分かってても笑っちゃうね。

  • ドライブ・マイ・カー
    感想をメモってないので割愛

  • マリグナント 狂暴な悪夢
    ええーめちゃくちゃ面白い…。
    監督が『死霊館』『ソウ』シリーズの人って触れ込みで観に行ったけど本当に正統進化だった。
    ホラー映画(とりわけ洋ホラー)って序盤~中盤が一番面白くて、何がいて、何が目的で、何をしてきて、が全部分からない中でどんな演出を凝らして観衆を怖がらせるかがホラーの肝と思ってるので、中盤以降、正体がわかって対処や退治をするのは消化試合になりがちなんですよね。
    でもそれら大筋を踏襲した上で、序盤のホラー展開、中盤のミステリー展開、終盤のアクション展開と全部に新鮮味があって噛み合ってたんだよな。
    幽霊/悪魔系の洋ホラーは『キャビン』をやった辺りでもうやり切ったでしょという感もあって、実際最近の流行りは人間が怖い系のサイコホラーだなという印象だったけど、ここにきて洋ホラーが一皮剥けたようなカッコよさだったんだよな。

 

新作嬉しかった5選

嬉しかったの定義は「人に勧めるときには挙げないけど個人的にかなり盛り上がった」「全体としてはいまいちだけど部分的に光る箇所があった」など。
感想はネタバレを含みます。

  • ミナリ
    きちんとネタバレなんだけど、最後に家が燃えます。
    アメリカに移住した韓国人一家が心機一転農業で生計を立てていくぞ!という話なんだけど、本当に丁寧に丁寧に家が燃えるまでの振りを積み重ねていくんですよ。半分痴呆の入ったお婆ちゃんが普通にケアレスミスで着火するのゲラゲラ笑っちゃった。
    家が燃えることが分かってても嬉しい映画なのでもう1回観たいまである。

  • くれなずめ
    高校の同級生の結婚式を機に久々に集まった6人のうち1人は5年前にもう死んでて、なのに違和感なくそこにいて…という導入で、ああなるほどあの花ねと思って観てた。
    各人と死者との思い出を挿入していく構成は飽きなくて良かった。
    ずっとその場に生きているような温度感で話は進むけど想い人に12年越しに告白するあたりから成仏に言及し始めて、ああ思い残しを果たして成仏の流れねと思ってたら畑に引き出物を埋めるところでうおおおお!!ってなった。
    チープな心臓出てきたあたりでゲラゲラ笑っちゃったし全員死んだときここで終わったら最高だなと思った。
    でも流石にそんなことはなくて、5人が主人公の死を引きずっているのに、大人の所作として「引きずることから逃げてる」ことが結局5人の前に死者が出てきたことと理解しました。
    でもあの畑のくだりは本当に良かったので本当に観たほうがいい。

  • ライトハウス
    ヤバ映画だったね…。
    情報何も入れずに行ったらまずアス比と白黒に面食らって、景色も登場人物も変わらず波と汽笛の音が響き続けるので序盤は単調な印象を受けるんだけど、この単調さが効いて海鳥の死体や人魚の幻視がエッセンスになるんですよね。
    終盤はもう何が嘘で何が妄想として描写されて誰が狂ってるのかもグチャグチャになり、スピード感で脳のキャパシティが怪しいところで最後に灯台の中で主人公が見たものは…という締めの気持ちよさがあった。
    EDクレジットをただ放心して眺めてたら劇場が明るくなるってなかなか無い経験ですよ。

  • サマーフィルムにのって
    ラストシーンがめちゃくちゃに良かったな…。
    高校生が映画撮る青春モノかな?という認識で観に行ったらそんな安めのSF入るんだ…って笑っちゃった。
    時代劇とラブコメの対立構造を中盤まで目立たせて、終盤にかけての和解と溶融と構造分解なんですよね。
    時代劇で最後に相手を斬るかどうかを告白と見たとき、常に大好きと言い続けてた対立側は常に答えであり続けてたんですよね。
    それがヒロインと未来に帰る男との関係とも同構造であることを明示したうえで、体育館で斬り合うのがこの映画を通した回答なんですよね。
    ちょっとセリフで説明しすぎてるのが視聴者に対する不信頼だなと思ったけど。

  • ベイビーわるきゅーれ
    感想をメモってないので割愛。
    女の子2人のバディ殺し屋って設定で見たいものが90分で全部見れる。

 

Vの人ドリブン

観たものラインナップの中になんで今?という旧作があって、その言い訳にVの人が観てたからって言いたいから書いときます。

むすび

年間50~60本、新作50本程度、旧作10本程度ってバランスは結構理想だな。
Vの人の配信は1週間で80時間(YouTubeアプリ統計)観てて、
アニメはもう全部は追いきれないものの週に20~30本は観てて、
その中で映画に割く時間としてはこれ以上増やす意思もなく減らしたいという意思もない。
でもVの人の配信視聴時間を映画視聴時間に充てた瞬間2週間で80本観れるんだよな。